福岡県福岡市にある住吉神社で行われる潮干祭とは、海の守り神である住吉大神に航海の安全や豊漁を祈願する伝統的な祭りです。
毎年4月3日に開催され、神社の氏子や地元の人々が参加します。潮干祭の見どころは、神船や御神輿を乗せた台車を引いて街中を練り歩く「ふなみゆき」です。
ふなみゆきは、昔は旧暦の3月3日に入り江の海に囲まれた神社から湾内を巡らせていたもので、1986年に陸上で復活させたものです。
ふなみゆきは、博多駅から徒歩10分ほどの住吉神社を出発し、博多駅前やキャナルシティ博多などを通って約2時間かけて戻ってきます。沿道では、多くの観光客や地元民が見守り、拍手や声援を送ります。
ふなみゆきの最後には、住吉神社の境内で「お船渡し」という儀式が行われます。
これは、神船や御神輿を台車から降ろして本殿に奉納するもので、氏子たちが力強く掛け声をかけながら担ぎ上げます。潮干祭は、博多の歴史や文化を感じられる貴重な祭りです。
海と船と人との絆を象徴するこの祭りに参加してみませんか？