若宮稲荷神社の秋祭りでは、中国から伝わった羅漢踊りを起源とした曲芸が披露されます。この行事では、神社の使いである男狐・女狐が神社の御神徳を喜んで、裏の竹藪で楽しげに遊ぶ姿を模したものが演じられます。
曲芸は、笛や締め太鼓と三味線のお囃子とともに、白装束で男狐・女狐に扮した2人の若者が高さ10ｍ余りの2本の青竹の上で行われます。小学生の小狐の可愛らしい技から始まり、両狐の逆立ちやあわせ芸、狐飛びなど大胆な離れ技の連続が繰り広げられます。見ているだけでハラハラ・ドキドキ、肝を冷やす感覚が観客を魅了します。女狐が縁起餅をまく際には見物客からの声援が飛び交い、クライマックスでは男狐がニワトリを宙に放つという大胆な演出もあります。
江戸時代から大切に受け継がれているこの行事は、国選択無形民俗文化財（市無形民俗文化財）に指定されています。是非、秋の風物詩として、若宮稲荷神社の秋祭りを訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセス情報
| 開催期間 | 10月14日～15日※毎年同日開催 |
| 住所 | 長崎県長崎市伊良林2-10-2 若宮稲荷神社 |
| 電話番号 | 095-822-5270（若宮稲荷神社） |
| 営業時間 | 14日／14:00～、20:00～ 15日／12:00～、15:00～、20:00～ |
| 交通アクセス | ・長崎駅前から路面電車（蛍茶屋行）で約8分、新大工町下車徒歩約10分 ・JR長崎駅からバスで約15分、新大工町下車徒歩約10分 |
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