
長崎の秋の訪れを告げる、380年以上の歴史を持つ壮大な祭典「長崎くんち」が、2025年10月7日(火)から9日(木)の3日間、長崎市内で開催されます!長崎の氏神様である鎮西大社 諏訪神社の秋季大祭として、国指定重要無形民俗文化財にも指定されているこの祭りは、県内外から多くの観光客が訪れる長崎屈指の一大イベントです。
唯一無二の「奉納踊」が見どころ!
長崎くんちの最大の特徴は、各「踊町(おどりちょう)」によって披露される独特でダイナミックな「奉納踊(ほうのうおどり)」です。踊町は7年に一度しか出番が回ってこないため、各町が趣向を凝らした演し物(だしもの)を披露します。
令和7年(2025年)出演踊町・演し物
今年の長崎くんちを彩る、選ばれし踊町と演し物は以下の通りです。
- 西古川町(にしふるかわまち): 傘鉾・櫓太鼓・本踊
- 新大工町(しんだいくまち): 傘鉾・詩舞・曳壇尻
- 諏訪町(すわのまち): 傘鉾・龍踊(じゃおどり)
- 榎津町(えのきまち): 傘鉾・川船
- 賑町(にぎわいまち): 傘鉾・大漁万祝恵美須船
- 新橋町(しんばしまち): 傘鉾・本踊・阿蘭陀万歳
奉納踊の種類と迫力
奉納踊には様々な種類があり、そのどれもが観客を魅了します。
- 本踊(ほんおどり): 長唄に合わせて優雅に踊る日本舞踊や、異国情緒あふれるおらんだ万才などがあります。
- 曳物(ひきもの): 船に車輪を付けて大勢で曳く演し物です。石畳と車輪がきしむ音が加わり、豪快で大迫力のパフォーマンスが展開されます。
- 担ぎ物: 太鼓山(コッコデショ)や鯱太鼓(しゃちほこだいこ)など、大勢の担ぎ手が担ぎ上げ、空中に放り投げて手拍子をするなどの離れ業が随所に盛り込まれ、祭りを一層盛り上げます。
演し物の合間には、観客席から響き渡るアンコールの掛け声「モッテコーイ!」が飛び交い、会場の熱気は最高潮に達します。期間中、長崎市内は至る所でお祭りムードに包まれ、街全体が活気に満ち溢れます。
2025年「長崎くんち」基本情報
開催期間 | 2025年10月7日(火)~9日(木) |
開催地 | 長崎市(諏訪神社、中央公園、お旅所、八坂神社など市内各所) |
料金 | 見学無料(観覧席は有料) |
お問い合わせ先 | 長崎伝統芸能振興会(長崎商工会議所内) TEL:095-822-0111 |
アクセス | 【長崎駅前から路面電車】 ・諏訪神社へ: 蛍茶屋行で約6分、諏訪神社下車 ・中央公園へ: 崇福寺行で約7分、新地中華街で乗換(蛍茶屋行)で約6分、めがね橋下車 ・お旅所へ: 崇福寺行で約4分、大波止下車 ・八坂神社へ: 崇福寺行で約13分、崇福寺下車 |
備考 | 毎年同日開催 |
長崎くんちをもっと楽しむ!
長崎くんちは、見物するだけでなく、事前に情報を集めたり、限定グッズを手に入れたりすることで、さらに深く楽しめます。
- 見物方法を知る: 公開演舞の場所やスケジュールを事前にチェックし、効率的に見物スポットを巡りましょう。観覧席の購入もおすすめです。
- 限定アイテムをゲット: この時期にしか手に入らない、長崎くんち限定のオリジナルグッズやお菓子にも注目してみましょう。お土産にもぴったりです。
380年の時を超えて受け継がれる「長崎くんち」で、歴史と文化、そして熱気あふれる奉納踊の魅力を肌で感じてみませんか?