福岡と大分にまたがる「英彦山(ひこさん)」。

日本屈指の霊山として知られるこの山は、秋になると山全体が燃えるような色彩に包まれる、圧巻の紅葉スポットです。

山頂から麓へと時間差で色づくため、長く紅葉を楽しめるのも英彦山の魅力。

この記事では、今が旬の英彦山で絶対に外せない「紅葉ビュースポット」から、雪舟作と伝わる名勝庭園、アクセス情報まで徹底ガイドします。


🍁 2025年の見頃はいつ?【今がピーク!】

英彦山の紅葉は、標高差があるため、山頂から麓へと徐々に降りてきます。

  • 色づき始め: 10月下旬(山頂付近から)
  • 見頃(ピーク): 10月下旬 ~ 11月中旬

✨ 必見!英彦山「紅葉」3つの楽しみ方

霊山ならではの荘厳な雰囲気と、息をのむような絶景。英彦山でしか体験できない紅葉の楽しみ方をご紹介します。

①【王道】荘厳な「表参道」の紅葉

英彦山紅葉のメインスポットが、「英彦山神宮 奉幣殿(ほうへいでん)」へと続く表参道です。

銅鳥居(かねのとりい)から約800m続く参道は、かつて修験者の坊舎が立ち並んだ歴史ある道。

見頃の時期は、石畳の階段と色鮮やかなモミジやカエデが「紅葉のトンネル」を作り出し、荘厳な雰囲気と美しさに圧倒されます。

💡ラクラクアクセス!

参道の階段を登るのが大変な方は、山麓の花駅(スロープカーのりば)から「英彦山スロープカー」が利用できます。神駅で降りれば、奉幣殿まですぐです。

②【絶景】眼下に広がる「花見ヶ岩」からの眺め

少しアクティブに楽しみたい方(10代~30代に特におすすめ!)は、ぜひ「花見ヶ岩(はなみがいわ)」展望台へ。

英彦山の中腹に位置するこのスポットからは、眼下に広がる紅葉の絨毯と、雄大な山々のパノラマを一望できます。

③【静寂】雪舟作と伝わる「旧亀石坊庭園」

国指定名勝にもなっている「旧亀石坊(きゅうかめいしぼう)庭園」は、室町時代の画僧・雪舟(せっしゅう)が作庭したと伝えられる名園です。

広さ約700平方メートルの池泉観賞式の庭園が、秋色に染まる様はまさに「静寂の美」。

山のダイナミックな紅葉とは対照的な、心落ち着く美しさを楽しめます。


⚠️ 訪問前の注意点:上宮の修復工事

英彦山観光の注意点として、現在、中岳山頂にある「英彦山神宮 上宮(かみつみや)」は、2025年末(令和7年末)まで修復工事中です。

山頂に至る参道の一部で通行止めとなっているエリアがありますので、登山や山頂を目指す方はご注意ください。(奉幣殿や庭園の紅葉鑑賞には影響ありません)


📋 英彦山の紅葉 基本情報

項目内容
スポット名英彦山(ひこさん)
所在地福岡県田川郡添田町大字英彦山
例年の見頃10月下旬 ~ 11月中旬
紅葉する木モミジ、カエデ、イチョウ
紅葉祭りなし
ライトアップなし
料金入場無料(散策自由)
※スロープカー、旧亀石坊庭園は別途有料
お問い合わせ0947-82-1236(添田町役場 商工観光振興課)

🚗 アクセス情報

【車をご利用の場合】

  • 大分自動車道「杷木IC」から別所駐車場まで約40分
  • 駐車場(別所駐車場など)から英彦山神宮 奉幣殿まで徒歩約20分
  • 駐車場: あり(約200台 / 無料)

【公共交通をご利用の場合】

  • **BRT「彦山駅」**から町営バスで約15分、「銅の鳥居」停留所下車、徒歩約10分
  • または、町営バスで約20分、「神宮下」停留所下車、徒歩15分
  • スロープカー利用の場合: 「神宮下」または「銅の鳥居」から花駅(スロープカーのりば)へ。スロープカーで約7分、「神駅」下車すぐ。

💖 まとめ

日本屈指の霊山・英彦山は、まさに今、一年で最も美しい季節を迎えています。

荘厳な神社の参道を彩る「紅葉のトンネル」から、山頂から見下ろす絶景、そして雪舟の庭園で静かに楽しむ紅葉まで、楽しみ方は様々です。

この週末、神々が宿る山で、心癒される紅葉狩りに出かけてみませんか?

By kyushutv

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