鹿児島県霧島市にある鹿児島神宮で、毎年旧暦1月18日を過ぎた次の日曜日に行われる「初午祭」。この祭りの最大の見どころは、鈴懸馬を先頭に、多数の踊り連が人馬一体となり踊りながら参詣する「鈴懸馬踊り」です。全国でも類を見ないユニークな神事で、勇壮さと華やかさに満ちています。
鈴懸馬踊りの歴史と由来
鈴懸馬踊りの起源は、鹿児島神宮の創建当時まで遡るとされています。古文書によると、養和元年(1181年)には既に神馬が飼育されていたという記録が残っています。また、天文12年(1543年)に島津貴久公が神馬の霊夢を見たことが、現在の鈴懸馬踊りの始まりになったという説もあります。
見どころ
- 鈴懸馬: 神馬である鈴懸馬は、鈴や鏡、造花などで華やかに飾り付けられています。その姿はまさに神々しく、見る者を魅了します。
- 踊り連: 各地区から集まった踊り連は、それぞれ個性的な衣装を身につけ、笛や太鼓、三味線などの軽快な音楽に合わせて踊ります。
- 人馬一体の踊り: 鈴懸馬を先頭に、踊り連が境内を練り歩く姿は、まさに圧巻。人馬一体となって奉納される踊りは、伝統と活気に満ち溢れています。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
開催日 | 毎年旧暦1月18日を過ぎた次の日曜日 |
開催場所 | 鹿児島神宮(鹿児島県霧島市隼人町見次 2496-1) |
アクセス | 九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから車で約25分 JR日豊本線隼人駅から車で約5分 |
駐車場 | あり(約2300台) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | 初午祭実行委員会(霧島市観光PR課内)0995-45-5111 |
その他
- 当日は大変混雑しますので、公共交通機関の利用がおすすめです。
- 写真撮影は可能ですが、他の参拝者の迷惑にならないようご注意ください。
周辺の観光スポット
- 霧島神宮: 霧島連山の麓に鎮座する、雄大な自然に囲まれた神社。
- 霧島温泉: 様々な泉質の温泉が楽しめる、九州を代表する温泉地。
- 桜島: 錦江湾に浮かぶ活火山。雄大な景観を楽しむことができます。
鹿児島神宮の初午祭は、歴史と伝統を感じることができる貴重な祭りです。鈴懸馬と踊り連が織りなす、勇壮で華やかな神事をぜひご覧ください。