白壁の土蔵が並ぶレトロな町で、庶民の知恵が生んだ「おひなさま」に出会う。

福岡県うきは市吉井町。

国道210号線沿いに白壁造りの商家や土蔵が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されているこの美しい町で、2026年2月11日(水・祝)から3月20日(金)まで、早春の恒例行事「筑後吉井おひなさまめぐり」が開催されます。

豪華な段飾りとは一味違う、この地域独特の「箱びな」や「おきあげ」。

古き良き町並みをゆっくりと歩きながら、庶民の愛らしい文化に触れる旅をご紹介します。


1. 吉井独自の文化「箱びな」と「おきあげ」

このお祭りの最大の特徴は、他ではあまり見られないユニークなお雛様に出会えることです。

  • 箱びな(はこびな):江戸時代、豪華な雛人形を持てなかった庶民が「せめて子供にお雛様を」という想いで作ったのが始まりと言われます。木箱の中に夫婦雛や飾りが入っており、箱のまま飾って、終わればそのまま収納できる機能的なお雛様です。その素朴で愛らしい表情は必見です。
  • おきあげ:歌舞伎や浮世絵を題材に、下絵を厚紙に写して綿を入れ、着物の端切れ(はぎれ)などでくるんで立体的に仕上げた「押し絵」のことです。かつては各家庭の女性たちが手作りし、羽子板の押し絵や壁掛けとして飾られていました。

2. 白壁土蔵の町並みを「そぞろ歩き」

会場となるのは、特定の展示館だけではありません。吉井町の「町全体」がギャラリーとなります。

  • 民家や商店が会場:白壁通りの旧家、商家、公共施設など、あちこちに雛人形が飾られます。暖簾をくぐり、お店の人と言葉を交わしながらお雛様を愛でる。そんな温かい交流もこのイベントの醍醐味です。
  • 観光会館「土蔵(くら)」:まずは総合案内所となっている**観光会館「土蔵」**へ立ち寄りましょう。ここで「ひなめぐりマップ」を入手するのが効率よく回るコツです。(※注意:土蔵は月曜日が休館ですが、おひなさまめぐり期間中の開館状況については現地でご確認ください)

3. うきはの「スイーツ」と「歴史」を楽しむ

うきは市は、フルーツ王国としても知られ、最近ではおしゃれなカフェやスイーツ店が増えている人気のエリアです。

  • レトロ散策:雛めぐりの合間に、白壁の町並みをバックに写真を撮ったり、雑貨屋を覗いたり。
  • カフェ休憩:古民家をリノベーションしたカフェで、地元のフルーツを使ったスイーツを楽しむのもおすすめです。

Editor’s Note: アクセスについて

会場エリアは、JR久大本線「筑後吉井駅」から徒歩10分ほどで到着します。平坦な道が多いので、駅から歩いて散策するのにちょうど良い距離感です。


基本情報 (Access & Info)

項目詳細
イベント名筑後吉井おひなさまめぐり
開催期間2026年2月11日(水・祝)~3月20日(金)
時間10:00~17:00頃(施設や店舗により異なります)
開催場所福岡県うきは市 吉井町内一帯(白壁通り周辺)
総合案内所観光会館「土蔵(くら)」 ※月曜休館
料金散策無料(※一部有料施設がある場合あり)
アクセスJR久大本線「筑後吉井駅」から徒歩約10分
大分自動車道「朝倉IC」から車で約20分
駐車場あり(観光会館「土蔵」周辺、市営駐車場など)
お問い合わせ0943-76-3980(筑後吉井おひなさまめぐり実行委員会事務局)
公式サイトうきは観光みらいづくり公社

よくある質問 (FAQ)

Q. 全て見て回るのにどのくらいの時間がかかりますか?

メインストリートを中心に主要な展示を見て回るだけなら1時間半〜2時間程度です。カフェでの休憩や食事を含めると、半日ゆっくり楽しめます。

Q. 「箱びな」は購入できますか?

基本的には展示が中心ですが、期間中は一部の工房や土産店で、現代作家による「箱びな」や「おきあげ」が販売されていることがあります。

Q. ランチのおすすめは?

吉井町周辺には、うなぎ料理店や、古民家カフェ、地元の食材を使ったイタリアンなどが点在しています。「麻婆豆腐」が有名な人気店などもあり、グルメも充実しています。


【まとめ】

2026年の春は、白壁の町で「箱びな」の愛らしさに癒やされてみませんか?

江戸時代から続く庶民の祈りと、うきは市の美味しいスイーツが待っています。

まずはJR筑後吉井駅、または観光会館「土蔵」を目指してお出かけください!

By kyushutv

九州のイベント•地域情報をお伝えするWebメディア「九州TV」です。