
春の訪れを告げる「筑後吉井おひなさまめぐり」。
福岡県うきは市吉井町は、かつて豊後街道の宿場町として栄えた歴史ある町。
白壁土蔵の美しい町並みが残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この情緒あふれる町並みで、毎年開催されるのが「筑後吉井おひなさまめぐり」。
江戸時代から伝わる貴重な雛人形が、各家々や商店に飾られ、町全体が華やかな雰囲気に包まれます。
筑後吉井おひなさまめぐりの歴史
筑後吉井の町は、江戸時代に豊後街道の宿場町として栄え、商家を中心に発展しました。各家庭では、女の子が生まれると雛人形を飾り、成長を祝う習慣があり、この風習が「筑後吉井おひなさまめぐり」の始まりと言われています。
もともとは各家庭で飾られていたお雛様を、より多くの人に見てもらおうと、平成5年(1993年)に「筑後吉井おひなさまめぐり」としてイベントがスタートしました。
筑後吉井おひなさまめぐりの特徴
筑後吉井おひなさまめぐりの大きな特徴は、各家庭に伝わる伝統的なお雛様だけでなく、現代的な創作雛人形や、町並みに合わせて趣向を凝らした展示方法など、様々な楽しみ方ができることです。
また、期間中は様々なイベントも開催され、町全体がひな祭りムード一色になります。人力車に乗って町並みを散策したり、雛菓子を味わったり、お雛様をモチーフにしたワークショップに参加したりと、大人から子供まで楽しめます。
吉井町ならでは!「箱雛」と「おきあげ」
筑後吉井おひなさまめぐりでぜひ見ていただきたいのが、「箱雛」と「おきあげ」です。
- 箱雛: 小さな箱に五人囃子や歌舞伎役者などを描いた紙を貼り付けた、吉井町独特の雛人形。
- おきあげ: 厚紙に綿と布地を貼って作った人形。わらや畳のへりに挿して飾った、庶民の暮らしの知恵が詰まった雛飾りです。
見どころ満載の雛めぐり
- 白壁通り: 白壁の美しい町並みを散策しながら、各家に飾られた雛人形を鑑賞できます。
- 旧家・商家: 歴史ある建物の中で、大切に保管されてきた雛人形を見ることができます。
- 公共施設: 展示会場や観光案内所などでも、様々な雛人形が展示されています。
イベントで楽しむ、吉井町の魅力
- 伝統工芸体験: 櫨キャンドルや櫨の石鹸&保湿クリーム作り、ガリ版印刷体験など、吉井町の伝統文化に触れることができます。
- 人力車乗車体験: 人力車に乗って、町並みを巡りながら雛人形を鑑賞できます。
- その他イベント: 五庄屋伝説・吉井流しびな、着物でおひなさまめぐりなど、様々なイベントが開催されます。
開催期間 | 例年2月中旬から3月末まで |
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開催時間 | 10:00~17:00 |
開催場所 | 福岡県うきは市吉井町 白壁通り一帯 |
お問い合わせ | 総合案内所 観光会館「土蔵」 TEL:0943-76-3980 |
よくある質問
イベントについて
Q: 筑後吉井おひなさまめぐりとは?
A: 福岡県うきは市吉井町で毎年開催されるひな祭りイベントです。江戸時代から明治にかけて建てられた白壁の土蔵が残る町並みを背景に、各展示会場や商店に趣向を凝らしたお雛様が飾られます。
Q: いつ開催されますか?
A: 例年2月中旬から3月下旬頃に開催されます。具体的な日程は年によって異なるため、公式サイトなどでご確認ください。
Q: どこで開催されますか?
A: 福岡県うきは市吉井町の白壁通り一帯で開催されます。
Q: 料金はかかりますか?
A: 多くの展示会場は無料ですが、一部施設では入場料が必要な場合があります。
Q: どんなお雛様が見られますか?
A: 各家庭に伝わる伝統的なお雛様だけでなく、現代的な創作雛人形や、町並みに合わせて趣向を凝らした展示方法など、様々な楽しみ方ができます。
Q: イベント期間中はどんな催しがありますか?
A: 人力車での町並み散策、雛菓子販売、お雛様モチーフのワークショップなど、様々なイベントが開催されます。
アクセス・駐車場
Q: 筑後吉井へのアクセス方法は?
A: 電車: JR久大本線「筑後吉井駅」下車 徒歩約10分 バス: 西鉄バス「吉井」バス停下車 徒歩約5分 車: 大分自動車道「杷木IC」から約15分
Q: 駐車場はありますか?
A: 吉井町内には複数の駐車場がありますが、イベント期間中は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
「筑後吉井おひなさまめぐり」で、歴史と文化の香る、春のひとときを過ごしませんか?