福岡県大牟田市にある宮浦石炭記念公園は、かつて三池炭鉱の主力坑口として栄えた宮浦坑跡に整備された公園です。
明治時代の開坑から昭和の閉山まで、日本の近代化を支えた石炭産業の歴史を今に伝える貴重な産業遺産となっています。
シンボルは大煙突!「炭坑節」の世界へ
園内の一番の見どころは、なんといっても高さ47.5mの巨大な煙突!国の登録有形文化財にも指定されています。
あの有名な「炭坑節」の歌詞、 「♪ あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろ」 と歌われた煙突こそ、この大煙突です。
レンガ造りの重厚な姿は、往時の炭鉱の活気を感じさせ、訪れる人々を石炭産業が栄えた時代にタイムスリップさせてくれます。
地下への入り口「宮浦大斜坑坑口」
園内には、地下へと続く 宮浦大斜坑坑口 が保存されています。
石炭を運び出した人車(じんしゃ)や、作業員が乗り降りしたプラットホームなど、当時の様子を伺い知ることができます。
貴重な資料で歴史を学ぶ
園内には、採炭機械や写真パネルなど、当時の様子を伝える資料 が展示されています。
石炭採掘の工程や、炭鉱で働く人々の暮らしなどを知ることができます。
基本情報
項目 | 内容 |
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名称 | 宮浦石炭記念公園 |
住所 | 福岡県大牟田市西宮浦町132-8 |
アクセス | JR大牟田駅から徒歩約15分、西鉄バス「宮浦」バス停下車 徒歩約5分 |
駐車場 | あり(5台) |
開園時間 | 常時開放 |
入園料 | 無料 |
宮浦石炭記念公園は、日本の近代化を支えた石炭産業の歴史を伝える貴重な場所です。
ぜひ訪れて、その歴史と文化に触れてみてください。