福岡県久留米市に、360年以上続く伝統の神事「花火動乱蜂」をご存知ですか?
毎年9月15日、王子若宮八幡宮の王子池周辺で、夜空を焦がすような火花が乱舞する、勇壮な祭りが開催されます。
花火動乱蜂とは?
その名の通り、蜂の巣を突いた時に、怒り狂った蜂が飛び散る様子を模した花火です。
- 歴史: 江戸時代初期の1667年、悪疫退散と五穀豊穣を祈願して始まったと伝えられています。 当時は、王子若宮八幡宮の神官が、自ら考案した花火を奉納していました。
- 由来: しかし、享保年間(1716~1736年)に、久留米藩の砲術指南役であった古川善兵衛が、より高度な仕掛け花火を伝授。 この「仕掛け花火」が、蜂の巣を突いた時の蜂の乱舞する様子に似ていたことから、「花火動乱蜂」と呼ばれるようになったと言われています。
- 伝統の継承: 現在も、古川家の末裔を中心とした「花火動乱蜂保存会」によって、この伝統的な神事が守り伝えられています。
2024年の開催情報
項目 | 内容 |
---|---|
開催日 | 2024年9月15日(日) |
時間 | 19:30~20:10 |
場所 | 王子若宮八幡宮 王子池周辺<br>〒839-0836 福岡県久留米市山川町本村区 |
アクセス | 西鉄バス「追分」から徒歩約10分 |
駐車場 | あり(臨時駐車場:山川小学校) |
問い合わせ | 0942-31-1717(花火動乱蜂保存会・久留米観光コンベンション国際交流協会) |
見どころ
- 仕掛け花火の妙技: 「親蜂」「小蜂」「爆音」「仕掛」など、様々な仕掛け花火が組み合わさり、夜空を彩ります。
- 「蜂の巣」の迫力: 火薬を詰めた直径2.5m、高さ4mもの巨大な「蜂の巣」に点火!地響きを伴う轟音と、火花が噴き出す様は圧巻です。
- 伝統と熱気: 360年以上続く伝統を受け継ぐ、地域の人々の熱気を感じることができます。
よくある質問
- Q. 雨天の場合はどうなりますか?
- A. 雨天の場合は、花火奉納は順延となります。順延日は、花火動乱蜂保存会や久留米観光コンベンション国際交流協会のウェブサイトで確認できます。
- Q. 会場では、どのようなことに注意すればよいですか?
- A. 会場は大変混雑しますので、時間に余裕を持って行動しましょう。また、係員の指示に従って、安全に花火を楽しんでください。
- Q. 花火の写真を綺麗に撮るコツはありますか?
- A. 三脚を使用し、ISO感度を低めに設定して撮影するのがおすすめです。また、花火の光跡を捉えるために、スローシャッター撮影に挑戦してみるのも良いでしょう。
アクセスと注意点
- 公共交通機関の利用を推奨: 臨時駐車場はありますが、大変混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。
- マナー: ゴミの持ち帰りなど、マナーを守って楽しみましょう。
まとめ
花火動乱蜂は、他では見られない、独特な花火と、伝統的な神事の雰囲気を味わえる、貴重な祭りです。
ぜひ、久留米市山川町に足を運び、その迫力と感動を体験してください!