福岡市の中心部、天神中央公園に佇む「旧福岡県公会堂貴賓館」。
明治43年(1910年)に建てられたこの建物は、フレンチ・ルネサンス様式を基調とした優雅な洋館で、国の重要文化財に指定されています。
貴賓館の歴史を辿る
旧福岡県公会堂貴賓館は、第13回九州沖縄八県連合共進会の際に、来賓をもてなすための迎賓館として建設されました。
その後、福岡県の公会堂として、また、皇族や政府要人などの宿泊施設として利用されました。昭和天皇も、皇太子時代にこの貴賓館に宿泊されています。
戦後は、福岡高等裁判所や福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎など、様々な用途に利用されました。そして、1984年、国の重要文化財に指定され、現在に至ります。
見どころ
- 美しい外観: フレンチ・ルネサンス様式の特徴である左右対称の造り、玄関ポーチの石柱、八角形の塔屋など、見どころ満載です。
- 華やかな内装: 一歩足を踏み入れると、そこは明治時代の華やかな世界。格天井やシャンデリア、大理石の暖炉など、贅を尽くした装飾が施されています。
- 貴賓室: 2階にある貴賓室は、特に豪華な造りになっています。当時の貴賓たちの気分を味わってみてください。
旧福岡県公会堂貴賓館の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 福岡県福岡市中央区西中洲6-29(天神中央公園内) |
開館時間 | 9:00~18:00(入館は17:50まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日 |
入館料 | 一般200円、15歳未満100円 |
アクセス | 福岡市地下鉄「中洲川端駅」「天神駅」「天神南駅」から徒歩約5分 |
旧福岡県公会堂貴賓館を楽しむヒント
- 館内は写真撮影OK!美しい内装を写真に収めましょう。
- 貴賓館カフェで、優雅なティータイムを楽しむのもおすすめです。
- ボランティアガイドによる館内案内もあります。(要予約)
まとめ
旧福岡県公会堂貴賓館は、明治時代の建築美と歴史を感じることができる、貴重な文化遺産です。福岡を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。