下関の旧銀行街に、まるでヨーロッパからタイムスリップしてきたかのような、気品あふれる建物があります。それが「山口銀行旧本店」です。
大正9年(1920年)に三井銀行の下関支店として建てられたこの建物は、銀行建築の名手・長野宇平治の代表作。
ルネサンス様式を基調とした美しいファサード、渦巻きと葉の装飾が組み合わされた華麗な柱頭飾り。その堂々たる姿は、まさに「建築の宝石」と呼ぶにふさわしいでしょう。
建物内部も必見です。平成17年の復原工事により、営業室や客溜など、建設当時の空間が忠実に再現されています。
高い天井、大きな窓から差し込む柔らかな光、そして重厚な調度品の数々。まるでタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな雰囲気に浸ることができます。
見どころ
- ルネサンス様式の外観:
- シンメトリーなデザイン、華麗な装飾、そして重厚な石造り。
- 細部にまでこだわった建築美を堪能できます。
- 復元された内装:
- 営業室、客溜など、建設当時の空間が忠実に再現されています。
- レトロな雰囲気の中で、当時の銀行業務の様子を想像してみましょう。
- 歴史:
- 三井銀行、百十銀行、そして山口銀行本店として、時代とともに変遷を遂げてきた建物。
- 下関の金融史を語る上で欠かせない存在です。
基本情報
項目 | 情報 |
住所 | 山口県下関市南部町14-1 |
アクセス | JR下関駅から徒歩約10分 |
見学時間 | 9:00~17:00 (入館無料) |
休館日 | 土・日・祝日・年末年始 |
その他・お知らせ | 見学は外観のみ |
山口銀行旧本店は、建築ファンのみならず、歴史好き、写真好きにもおすすめのスポットです。時を超えて輝く美しい建築を、ぜひ間近でご覧ください。