
コバルトブルーの海を渡る「角島大橋」の開通(平成12年)により、陸続きのドライブスポットとして大人気となった角島(つのしま)。
その島の西端に、明治時代から変わらぬ姿で海を照らし続ける、美しい灯台があるのをご存知でしょうか。
「角島灯台(つのしまとうだい)」。
総御影石造りのその姿は、日本海に沈む夕日と相まって、息を呑むほどの美しさです。
今回は、建築ファンも唸るその構造美と、周辺の楽しみ方をご紹介します。
1. 明治9年点灯。「灯台の父」が残した傑作
角島灯台が初めて点灯したのは、なんと明治9年(1876年)3月1日のこと。
設計したのは、「日本灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師、R・H・ブラントンです。
- 総御影石(花崗岩)造り:地上30mの高さを誇る塔は、24mの高さまで荒磨きの花崗切石(御影石)で積み上げられています。この石材は、地元・山口県の徳山産を使用しており、その堅固な造りは明治から現代まで美しい姿を留めています。
- 美しい螺旋階段:灯台の内部も花崗切石で造られており、外壁と巧みに組み合わされた105段の螺旋階段があります。実際に登ることができ、頂上からは日本海の大パノラマを一望できます。
2. 公園と記念館で歴史と絶景に浸る
灯台の周辺は「角島灯台公園」として整備されており、散策や休憩にぴったりのスポットです。
- 灯台記念館:かつての職員の休憩所(旧退息所)を復元した建物が、現在は資料館として公開されています。明治期の灯台守の暮らしや灯台の歴史に触れることができます。
- 写真映えスポット:青い空、白い雲、そして石造りの重厚な灯台。公園内はどこを切り取っても絵になります。特に夕暮れ時は、シルエットが浮かび上がり幻想的です。
3. アクセス情報
角島大橋を渡り、島の奥へと進むドライブコースは爽快そのものです。
- 車でのアクセス: 下関I.Cから約75分。海沿いの景色を楽しみながらのドライブがおすすめです。
- 公共交通機関: JR山陰本線「特牛(こっとい)駅」からバスで約30分。「灯台公園前」バス停から徒歩3分です。
基本情報 (Spot Info)
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 角島灯台(つのしまとうだい) |
| 住所 | 山口県下関市豊北町大字角島2343-2 |
| 設計者 | R・H・ブラントン |
| 初点灯 | 明治9年(1876年)3月1日 |
| 構造 | 石造(徳山産花崗岩)、地上30m |
| 施設 | 角島灯台公園、灯台記念館(旧退息所) |
アクセス (Access)
- 車: 中国自動車道「下関IC」より約75分
- 電車・バス: JR山陰本線「特牛(こっとい)駅」よりブルーライン交通バス「角島行き」乗車(約30分)、「灯台公園前」下車、徒歩約3分
よくある質問 (FAQ)
Q. 灯台の上に登ることはできますか?
A. はい、参観灯台として公開されており、105段の螺旋階段を登って踊り場からの景色を楽しむことができます(※参観料が必要です)。
Q. 「特牛」は何と読みますか?
A. 「こっとい」と読みます。難読駅名として有名です。
【まとめ】
明治の技術の粋を集めた「角島灯台」。
角島大橋を渡った際は、ぜひ島の先端まで足を伸ばして、100年以上海を見守り続けるこの美しい石造りの塔を見上げてください。