
鬼に叩かれて、福を授かる。1300年の炎の法会。
大分県国東(くにさき)半島に伝わる、六郷満山(ろくごうまんざん)仏教文化を象徴する行事**「天念寺修正鬼会(てんねんじしゅじょうおにえ)」。
2026年は2月23日(月・祝)**に開催されることが決定しました。
燃え盛る巨大な松明(たいまつ)を掲げた赤と黒の鬼が、参拝者の背中や肩を叩いて回る——。
火の粉が舞い散る中、無病息災を願うこの勇壮な法会は、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
台風被害からの復興、そしてミラノ公演を経た鬼たちの凱旋。2026年は特別な想いが込められた開催となります。
1. 鬼は「仏の化身」であり「先祖の霊」
一般的な節分の「鬼は外」とは異なり、国東半島の修正鬼会では、鬼は**「福を運ぶ仏の化身(または先祖の霊)」**として歓迎されます。
- 災払鬼(さいばらいおに): 赤い鬼。愛染明王の化身とされ、災いを払います。
- 荒鬼(あらおに): 黒い鬼。不動明王の化身とされ、煩悩を焼き尽くします。
鬼たちは松明の炎で床を叩きつけ、その「御加持(おかじ)」として参拝者の体を松明で撫でたり叩いたりします。これにより、家内安全・五穀豊穣・無病息災のご利益が得られるとされています。
2. 2026年の開催スケジュール
当日は午後から夜遅くまで、厳粛かつ熱気あふれる儀式が続きます。
- 15:00~ 昼の勤行
- 18:00~ 夜の勤行・立役
- 鬼の登場~22:00頃終了夜の闇が深まる頃、堂内は松明の炎と煙、そして僧侶たちの読経と太鼓の音に包まれます。鬼が登場すると熱気は最高潮に達します。
3. 遠くからでも応援を!クラウドファンディング実施中
今回の開催にあたり、運営サイドでは特別なクラウドファンディングを実施しています。
- 背景にある困難と挑戦:2024年8月の台風10号による土砂災害の影響がまだ残っており、地域住民による復旧作業が続いています。また、2025年12月にはミラノ万博関連での公演を行うなど、普及活動にも尽力してきました。
- 伝統を守るために:多額の経費と復旧費用を賄い、この貴重な文化を次世代へ継承するために、寄附を募っています。
- リターン品:金額に応じて、修正鬼会のお札、ラバーコースター、鬼会の里の特産品などが用意されています。現地に行けない方も、ぜひ「遠くからの応援」をお願いします。
Editor’s Note: 服装の注意
修正鬼会は「火祭り」です。火の粉がバチバチと飛んできます。ダウンジャケットなどのナイロン製品は穴が空きやすいため厳禁です。燃えにくい綿素材の服や、汚れても良い服装で参加しましょう。また、お堂の中は煙が充満するため、マスクやゴーグルがあると安心です。
基本情報 (Access & Info)
| 項目 | 詳細 |
| 行事名 | 天念寺修正鬼会(てんねんじしゅじょうおにえ) |
| 開催日 | 2026年2月23日(月・祝) |
| 開催時間 | 15:00~22:00頃(鬼の登場は18:00以降の夜の勤行内) |
| 開催場所 | 天念寺(大分県豊後高田市長岩屋1152) |
| アクセス | JR「宇佐駅」から車で約30分 大分空港から車で約50分 |
| 駐車場 | あり(鬼会の里 歴史資料館 駐車場など) |
| クラウドファンディング | 遠くからでも【天念寺修正鬼会】を応援しよう!2026 |
| お問い合わせ | 豊後高田市観光協会 または 修正鬼会保存会 |
よくある質問 (FAQ)
Q. 誰でも参加できますか?
はい、一般の方も参拝・見学が可能です。ただし、お堂(講堂)の中はスペースに限りがあり、非常に混雑します。譲り合って参拝しましょう。
Q. 鬼に叩かれると痛いですか?
松明で背中や肩を「ポンポン」と叩く・撫でるような動作ですので、激痛ではありません。むしろ、その温かさに仏のご加護を感じる瞬間です。
Q. クラウドファンディングはどこから参加できますか?
記事内のリンク、または「天念寺修正鬼会 クラウドファンディング」で検索して、専用ページから申し込みが可能です。お札などの返礼品があり、現地に行けない方にもおすすめです。
【まとめ】
台風の傷跡を乗り越え、世界(ミラノ)での経験を経て行われる2026年の修正鬼会。
1300年の歴史を持つ炎の中で、地域の人々の祈りと強さを肌で感じる一日となるでしょう。
現地で火の粉を浴びるか、クラウドファンディングで支えるか。あなたなりの方法で、この伝統に参加してみませんか?