
2025年12月31日の深夜、佐賀県多久市にて高さ10mを超える巨大な炎が夜空を焦がす「多久聖廟 お火たき」が開催されます。 現存する国内最古級の孔子廟のそばで、燃え盛る御神火(ごしんか)にあたり、一年の罪穢れを払い落とす…そんな幻想的かつ熱気あふれる年越しを体験しませんか?
聖なる夜に燃え上がる「お火たき」とは?
「お火たき」は、国の重要文化財である多久聖廟(たくせいびょう)に隣接する広場で行われる、大晦日恒例の伝統神事です。
青竹や木で組み上げられた巨大な「お山」に神職が点火すると、瞬く間に炎は10m以上の高さまで昇りつめます。この「御神火(ごしんか)」にあたることで、知らず知らずのうちに溜まった罪や穢れ(けがれ)が清められ、来る年の「無病息災」や「家内安全」のご利益があるとされています。
なぜ「多久」で年越し?
多久聖廟は、創建から300年以上の歴史を持つ、日本でも特に古い孔子廟のひとつ。学問の神様として知られていますが、大晦日のこの瞬間だけは、静寂な境内がダイナミックな炎のエネルギーに包まれます。
Editor’s Note: 参加の心得
炎の勢いは凄まじく、近くにいると顔が熱くなるほど!ただ、足元は真冬の冷え込みです。「頭寒足熱」ならぬ「顔熱足寒」になりがちなので、防寒対策は万全に。また、火の粉が舞うこともあるため、穴が開いても良い服装(綿素材など)で行くのが通の楽しみ方です。
2025年 開催スケジュールと見どころ
23:30頃、カウントダウンを前に点火されます。燃え上がる炎を見上げながら新年を迎える瞬間は、他では味わえない高揚感があります。
- 開催日: 2025年12月31日(水)大晦日
- 時間: 23:30 ~ 翌0:30頃
- 会場: 多久市物産館「朋来庵」南側 自由広場
基本情報 (Access & Info)
| 項目 | 詳細 |
| イベント名 | 多久聖廟 お火たき |
| 開催日時 | 2025年12月31日 23:30~翌0:30頃 |
| 会場 | 多久市物産館「朋来庵」南側 自由広場 |
| 住所 | 佐賀県多久市多久町1837-1 |
| 料金 | 観覧無料 |
| アクセス | JR唐津線「多久駅」から車で約10分 |
| 駐車場 | あり(多久聖廟周辺の駐車場をご利用ください) |
| 公式サイト | 多久市観光協会 |
よくある質問 (FAQ)
Q. 車がない場合、アクセスはどうすればいいですか?
最寄りのJR多久駅からは車で10分ほどの距離があります。大晦日の深夜帯はバス等の運行がないため、タクシーの予約(または自家用車・レンタカー)が必須です。
Q. 雨天や雪の場合は開催されますか?
基本的には雨天決行ですが、荒天時は変更の可能性もあります。当日の天候が不安な場合は、主催者(多久市観光協会)へお問い合わせください。
Q. 近くで食事や休憩はできますか?
会場となる「朋来庵」は物産館ですが、深夜の営業状況は年によって異なります。温かい飲み物を持参するか、事前に食事を済ませてからの参加をおすすめします。
【まとめ】
2026年を、浄化の炎とともに迎えませんか?多久聖廟の「お火たき」は、心も体も熱くなる特別な年越し体験です。
一年間の感謝を込めて、佐賀の歴史ある地で新しい年をスタートさせましょう!