下関市街地から少し離れた場所にある「白石正一郎邸跡」は、幕末の動乱期に活躍した奇兵隊が誕生した場所です。歴史ファン必見のスポットを、より詳しくご紹介します。
奇兵隊とは?その誕生と活躍
奇兵隊は、1863年、高杉晋作によって結成された軍隊です。当時、武士階級のみが兵士となることが一般的でしたが、高杉晋作は、身分に関わらず、志のある者を集めて軍隊を組織しました。
農民、町民、商人など、様々な身分の人々が集まった奇兵隊は、近代的な軍隊の先駆けとなり、戊辰戦争では、旧幕府軍と戦い、勝利に貢献しました。
なぜ白石正一郎邸で?
白石正一郎は、長州藩の裕福な商人でした。高杉晋作は、白石正一郎の理解と協力を得て、彼の広大な邸宅を奇兵隊の本拠地としました。
ここで、奇兵隊士たちは、厳しい訓練を行い、強い絆で結ばれていきました。白石正一郎邸は、まさに奇兵隊の精神が育まれた場所と言えるでしょう。
アクセスと周辺情報
項目 | 内容 |
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名称 | 白石正一郎邸跡 |
住所 | 山口県下関市竹崎町3丁目8 |
アクセス | JR下関駅からサンデン交通バスで約10分、「市立美術館前」バス停下車徒歩約5分 |
白石正一郎邸跡は、幕末の動乱期に思いを馳せることができる歴史的なスポットです。ぜひ、訪れて、奇兵隊の息吹を感じてみてください。