「ひいな」の古語が今も残る城下町、杵築で、時を超える旅へ出かけませんか?

大分県杵築市は、南北の高台に武家屋敷、谷あいに商家が並ぶ、珍しい地形を持つ城下町。

重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、江戸時代の面影を色濃く残す街並みが魅力です。

「城下町杵築散策とひいなめぐり」では、歴史的な建造物を舞台に、様々な雛人形が展示されます。

城下町杵築散策とひいなめぐりの歴史

杵築のひいなめぐりは、江戸時代の寛文年間(1661年~1673年)に始まったとされています。

当時、杵築藩主であった細川忠興の息女・亀姫が、京から輿入れの際に雛人形を持参したことが始まりと伝えられています。

当初は、城内や武家屋敷など、限られた範囲でのみ行われていましたが、時代とともに庶民の間にも広まり、各家庭で雛人形を飾って女の子の成長を祝う祭りとして定着しました。

明治時代以降は、城下町の商家が中心となり、各店舗が趣向を凝らした雛飾りを展示するようになりました。

近年では、武家屋敷や公共施設も参加し、杵築全体を盛り上げる一大イベントに発展しています。

武家屋敷と商家で楽しむ、多彩な雛人形

杵築では、武家と商家の両方の雛人形を見ることができるのが特徴です。

  • きつき城下町資料館: 古今雛をはじめ、様々な時代の雛人形が展示されます。
  • 佐野家: 杵築藩の藩医を務めた佐野家に伝わる雛人形は、当時の medical history を伝える貴重な資料です。
  • 大原邸・磯矢邸: 武家屋敷の重厚な雰囲気の中で、大切に保管されてきた雛人形を鑑賞できます。
  • ギャラリー清成: 享保年間の貴重な雛人形は、当時の商家の繁栄を偲ばせます。
  • 杵築城: 城下町を見守る杵築城にも、華やかな雛人形が飾られます。

江戸情緒あふれる街を散策

杵築の街並みは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。

石畳の坂道や白壁の武家屋敷、老舗商家など、風情ある景色を楽しみながら、雛めぐりを楽しめます。

  • 塩屋の坂・酢屋の坂: 杵築を代表する美しい坂道。
  • 杵築ふるさと産業館: 杵築の特産品や工芸品が揃う、お土産探しにも最適な場所。

着物で楽しむ、特別な雛祭り

期間中は、着物で来場すると、公共観光施設が無料になる特典も!

また、豪華商品が当たるスタンプラリーやインスタフォトコンテストなど、イベントも盛りだくさんです。

開催期間2025年2月10日~3月10日
会場大分県杵築市
アクセス大分空港道路杵築ICから5分
お問い合わせ杵築市観光協会 TEL:0978-63-0100

よくある質問

Q: 開催期間はいつですか?

A: 2025年2月10日~3月10日です。

Q: 会場はどこですか?

A: 大分県杵築市です。

Q: アクセス方法を教えてください。

A: 大分空港道路杵築ICから5分です。

Q: 駐車場はありますか?

A: 杵築市役所周辺に無料駐車場がございます。

Q: 問い合わせ先を教えてください。

A: 杵築市観光協会 TEL:0978-63-0100です。

まとめ

「城下町杵築散策とひいなめぐり」は、歴史と文化、そして春の息吹を感じることができる、魅力的なお祭りです。ぜひ一度、杵築を訪れて、華やかな雛飾りと温かい人々に触れてみてください。

By kyushutv

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