門司港レトロ地区に佇む旧JR九州本社ビルは、かつて日本一の総合商社・三井物産の拠点として、そしてJR九州の第一庁舎として活躍した歴史的建造物です。その堂々たる姿は、門司港の近代化を象徴する存在として、訪れる人々を魅了しています。

圧倒的な存在感!アメリカ式高層オフィスビル

昭和12年(1937年)に竣工した旧JR九州本社ビルは、当時としては九州一の高さを誇る6階建ての鉄筋コンクリート造。設計を手掛けたのは、アメリカで建築を学んだ松田軍平氏。その影響を受けた建物は、近代的なアメリカ式オフィスビルの好例として、今もなおその存在感を放っています。

見どころ満載!建築様式と歴史の融合

  • 垂直性を強調した外観: 平たい柱形と縦長の窓の帯が交互に配置され、シンプルながらも力強い印象を与えます。
  • アール・デコ調のレリーフ: 1階の玄関を飾る彫刻家・安喰たかのぶ氏による作品は、必見です。
  • 背面のセットバック: 裏側から見ると、正面とは異なる表情を見せるユニークな設計。
  • 旧門司三井倶楽部との対比: 松田軍平・松田昌平兄弟の作品が向かい合う、貴重な景観も楽しめます。

重要文化財としての価値

旧JR九州本社ビルは、その歴史的・文化的価値から、「日本遺産 関門ノスタルジック海峡」の構成文化財にも認定されています。門司港を訪れた際は、ぜひこの近代建築の傑作を間近でご覧ください。

基本情報

項目情報
住所福岡県北九州市門司区西海岸1-6-2
電話番号
駐車場なし
営業時間施設により異なる
休館日施設により異なる
料金無料

旧JR九州本社ビルは、門司港の歴史と文化を語る上で欠かせない存在です。その魅力を体感し、近代建築の息吹を感じてください。

By kyushutv

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