JR門司港駅から徒歩約5分、九州鉄道の歴史を伝える「九州鉄道記念館」。その入り口にひっそりと佇む「旧0哩標」をご存知でしょうか? 鉄道ファンならずとも、その歴史的意義に触れることで、門司港という街への理解がさらに深まります。今回は、旧0哩標に隠された物語と、九州鉄道記念館の魅力をご紹介します。

旧0哩標とは?

旧0哩標は、1889年、九州鉄道が開業した際に、鉄道建設の測量起点として門司港駅に設置されたものです。「哩」はマイルと読み、鉄道の距離を示す単位として使われていました。かつては線路際に設置されていましたが、現在では九州鉄道記念館の入り口に移設され、記念碑として保存されています。

旧0哩標が語る歴史

明治時代、日本の近代化を支えた鉄道。九州鉄道は、九州における鉄道網の基盤を築き、地域の発展に大きく貢献しました。旧0哩標は、まさに九州鉄道の出発点であり、その歴史を象徴する存在と言えるでしょう。

現在の門司港駅には、新しい0哩標が設置されています。これは、1942年の関門トンネル開通に伴い、起点が変更されたためです。しかし、旧0哩標は、開業当時の門司港駅が現在の九州鉄道記念館の位置にあったことを示す貴重な遺構として、今も大切に保存されています。

九州鉄道記念館の見どころ

  • 旧0哩標: 九州鉄道の歴史の原点に触れることができます。
  • 車両展示: ED72形電気機関車やクハ481形特急電車など、往年の名車両が展示されています。
  • ミニ鉄道公園: ミニチュア列車に乗車できる公園です。
  • 鉄道ジオラマ: 九州の鉄道網を再現したジオラマは圧巻です。

九州鉄道記念館の基本情報

項目内容
名称九州鉄道記念館
住所〒801-0833 福岡県北九州市門司区清滝2丁目4-3-29
電話番号093-322-1006
開館時間9:00~17:00 (最終入館 16:30)
休館日毎週月曜日 (祝日の場合は翌日) 年末年始
入館料大人300円、小中学生150円
アクセスJR門司港駅から徒歩約5分
駐車場あり (有料)
公式サイト[無効な URL を削除しました]

まとめ

旧0哩標は、九州鉄道の歴史を語る上で欠かせない存在です。九州鉄道記念館を訪れた際は、ぜひ旧0哩標にも注目し、その歴史的意義を感じてみてください。鉄道ファンはもちろん、歴史に興味のある方、門司港観光を楽しむ方にもおすすめのスポットです。

By kyushutv

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