
「にしばるさん」の愛称で親しまれる、荒尾の春の風物詩。
熊本県荒尾市にある西原大神宮(にしはらだいじんぐう)で、毎年2月11日の建国記念の日に行われるのが**「西原大神宮春季大祭」です。
地元では親しみを込めて「にしばるさん」**と呼ばれ、子供の健やかな成長を願う家族連れで賑わいます。
約500年の歴史を持ち、特にお子様の「疳の虫(かんのむし)」や「夜泣き」封じのご利益で知られる、優しいお祭りをご紹介します。
1. 1533年から続く「子供の守り神」
このお祭りの起源は、戦国時代の天文2年(1533年)にまで遡ります。
五穀豊穣の神様としてはもちろんですが、ここが最も有名なのは**「子供のすじ・ひきつけ(疳の虫)」**の神様としてです。
- 切実な親心:現代でいう夜泣きや癇癪(かんしゃく)、ひきつけなどを鎮め、子供が健やかに育つようにと、古くから多くの親たちが祈りを捧げてきました。
- にしばるさん:「西原(にしはら)」という地名ですが、地元の方は「にしばる」と呼びます。この響きにも、地域に密着した温かさが感じられます。
2. 奉納されるユニークな「鶏の絵馬」
境内を彩るのが、独特な絵馬です。
- 鶏の絵馬:ここでは**「鶏(ニワトリ)」が描かれた絵馬**を奉納して、神様のご加護を願う習わしがあります。なぜ鶏なのかには諸説ありますが、夜明けを告げる鳥として「闇(病気や悪いもの)を払う」意味や、子供が朝元気に起きるようにとの願いが込められているとも言われます。
- 賑わう参道:大祭当日は、参道に露店が並び、祈願を終えた家族連れが梅ヶ枝餅やたこ焼きなどを楽しむ姿が見られ、春の訪れを感じさせる光景が広がります。
Editor’s Note: アクセスについて
会場周辺の道路は、当日は大変混雑します。JR荒尾駅から徒歩約14分と歩ける距離ですので、駅周辺に駐車して散策がてら向かうか、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
基本情報 (Access & Info)
| 項目 | 詳細 |
| 行事名 | 西原大神宮春季大祭(にしばるさん) |
| 開催日 | 2026年2月11日(水・祝) |
| 開催場所 | 西原大神宮(熊本県荒尾市西原町1丁目10-7) |
| ご利益 | 子供のすじ・ひきつけ封じ、五穀豊穣、家内安全 |
| 特徴 | 鶏の絵馬奉納 |
| アクセス | JR鹿児島本線「荒尾駅」から徒歩約14分 |
| 駐車場 | なし(近隣は混雑するため公共交通機関推奨) |
| お問い合わせ | 0968-64-3337(西原大神宮) |
よくある質問 (FAQ)
Q. 「すじ・ひきつけ」とはどういう意味ですか?
昔の言葉で、現代で言うところの「夜泣き」「癇癪(かんしゃく)」「熱性けいれん」などを指します。子供特有の神経の高ぶりを鎮めてくれる神様として信仰されています。
Q. 駐車場はありますか?
神社専用の大きな駐車場はありません。祭りの日は周辺道路も狭く混み合うため、JR荒尾駅周辺のコインパーキング等を利用し、徒歩で向かうのが最もスムーズです。
Q. 祈祷の予約は必要ですか?
大祭当日は随時受け付けている場合が多いですが、混雑状況や時間帯については、事前に神社へお問い合わせ(0968-64-3337)いただくと安心です。
【まとめ】
500年もの間、親たちが子供の健康を祈り続けてきた場所。
鶏の絵馬に願いを託し、春の気配を感じる荒尾の町を歩いてみませんか?
お子様やお孫さんの健やかな成長祈願に、ぜひ「にしばるさん」へ。