大分市横尾の二目川地区に伝わる、五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統行事「二目川百手祭」。毎年1月20日に開催され、室町時代から続く歴史ある祭りです。
二目川百手祭とは?
二目川百手祭の特徴は、なんといっても「的射」の儀式。地区内の57戸が毎年順番に「頭人(とうにん)」と呼ばれる祭主を務め、その頭人と、来年以降の頭人となる「頭前(とうまえ)」が、約3メートル離れた2つの的に向かって矢を放ちます。
この的射の結果で、その年の吉凶を占うのです。 的の中心に矢が刺さると縁起が良いとされ、的中するたびに太鼓が打ち鳴らされ、会場は大きな歓声に包まれます。
二目川百手祭の見どころ
- 的射: 頭人と頭前が交互に矢を放つ様子は、緊張感と迫力満点!
- 吉凶占い: 的中の数で、その年の豊作や健康を占います。
- 伝統芸能: 二目川神楽の奉納も見どころの一つです。
- 地域交流: 地域住民が一体となって祭りを盛り上げます。
二目川百手祭の基本情報
項目 | 内容 |
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開催日 | 1月20日 |
開催場所 | 大分市横尾 二目川地区 |
アクセス情報 | JR大分駅からバスで約20分、「二目川」バス停下車 |
問い合わせ先 | 大分市教育委員会 文化財課(097-537-5670) |
まとめ
二目川百手祭は、地域住民の願いが込められた、大分市に伝わる貴重な伝統行事です。ぜひ、その目で歴史と文化を感じてください。