こんにちは、今日は北九州市の門司港駅について紹介したいと思います。門司港駅は、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の起点駅で、駅番号はJA31です。この駅は、1914年(大正3年)に建てられた木造2階建てのネオルネサンス様式の駅舎が有名で、1988年(昭和63年)に日本で初めて現役の鉄道駅として国の重要文化財に指定されました。

門司港駅は、もともと1891年(明治24年)に九州鉄道の起点として開業した門司駅でした。1901年(明治34年)からは関門連絡船が運航され、本州と九州を結ぶ玄関口として賑わいました。しかし1942年(昭和17年)に関門トンネルが開通することになり、当時の大里駅が新たな門司駅になりました。それに伴って、旧門司駅は門司港駅に改称されました。その後は観光客や地元住民が利用する地域の中心的な存在となりました。

現在の門司港駅では、重要文化財指定された旧門司駅舎は2012年から2019年まで大規模な保存修理工事を行い、開業当初への復原や耐震補強が施されました。工事中も仮設の窓口や改札口を設けて営業を続けていました。

門司駅舎は見どころがたくさんあります。まず目を引くのが左右対称の造りで、「門」を表現した中央部分です。この部分には時計台やドーム屋根があります。また屋根上にある風見ニワトリも特徴的です。風見ニワトリは風向きを知らせる装置ですが、実際に動くようになっています。

内部ではロビーや待合室などが見学できます。ロビーでは天井画やシャンデリアなど豪華な装飾が目立ちます。待合室では歴史的な写真や資料を展示しています。

アクセス情報

住所〒801-0841 福岡県北九州市門司区西海岸1-5-31
交通JR門司港駅より徒歩約0分

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