下関の唐戸エリアに、まるで時が止まったかのような、趣ある建物があります。それが「旧秋田商会ビル」。
大正4年(1915年)に建てられたこの建物は、西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築であり、近代建築史を代表する和洋折衷建築の傑作です。
地上3階、地下1階建ての建物は、1階が洋風の事務所空間、2階と3階が格調高い書院造の住宅となっています。
そして、最大の特徴は、螺旋階段で上る屋上にある日本庭園と日本家屋。ビルの上に広がる緑豊かな庭園と、静謐な和の空間のコントラストは、訪れる者を驚かせ、魅了します。
どころ
- 和洋折衷の建築美:
- 1階の洋風建築と2階、3階の書院造住宅。
- 異なる様式が調和した、他に類を見ない空間美を堪能できます。
- 屋上庭園:
- ビルの上に広がる日本庭園と日本家屋。
- 残念ながら一般公開はされていませんが、そのユニークな存在感は一見の価値ありです。
- 下関観光情報センター:
- 1階は観光情報センターとして利用されています。
- 下関観光の拠点として、情報収集や休憩に最適です。
- ライトアップ:
- 夜間はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
- 昼間とは異なる表情を楽しむことができます。
基本情報
項目 | 情報 |
住所 | 〒750-0006 山口県下関市南部町23-11 |
電話番号 | 083-231-4141 |
営業時間 | 10:30~15:00(最終入館14:40) |
休館日 | 火曜日・水曜日、12/29~1/3 |
入館料 | 無料 |
アクセス | 中国自動車道下関ICから車約15分<br>JR下関駅からバス7分 → 「唐戸」バス停から徒歩1分 |
バリアフリー情報 | 車椅子対応トイレ |
ウェブサイト | http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/ |
旧秋田商会ビルは、建築ファンのみならず、歴史や文化に興味のある方にもおすすめのスポットです。和と洋が織りなす美しい空間で、時を超えた魅力を感じてみませんか?