
今回は、コダックのラインナップの中で「知る人ぞ知る名作」。
プロフェッショナルの名前を冠しながら、お財布に優しいという奇跡のようなフィルム、『Kodak Professional Pro Image 100』を徹底レビューします!
「Portra(ポートラ)を使ってみたいけど、高すぎて手が出ない…」
「夏の旅行にフィルムを持っていきたいけど、暑さでダメにならないか心配…」
そんな悩みを抱えるあなたにこそ、このフィルムを使ってほしいんです。
海外では「Poor man’s Portra(貧者のポートラ=ジェネリック・ポートラ)」なんて愛称で呼ばれることもあるこのフィルム。その実力は「安かろう悪かろう」ではありません。
1. 基本スペック:暑い国からやってきた「タフな奴」
まずは基本スペックから。このフィルム、実はちょっと特殊な生い立ちを持っています。
| 項目 | 内容 |
| 名称 | Kodak Professional Pro Image 100 |
| 感度 (ISO) | 100 (晴天・屋外向け) |
| タイプ | カラーネガティブフィルム |
| パッケージ | 5本パックでの販売が一般的 |
| 開発背景 | アジアや南米など、高温多湿な地域向けに開発 |
| 位置づけ | Goldなどの一般用と、Portraなどのプロ用の中間(エントリープロ) |
💡 ここがポイント!
もともと高温多湿で、フィルムの冷蔵保存が難しい地域向けに作られたと言われています。つまり、「暑さに強くて、常温保存でも劣化しにくい」という、とんでもなくタフな特徴を持っているんです!夏のキャンプやフェスに持っていくなら、これ一択ですよ!
2. ここが凄い!Pro Image 100の「3つの魅力」
① 「ジェネリック・ポートラ」と呼ばれる肌色の美しさ
このフィルム最大の特徴は、ポートレート(人物撮影)への適性の高さです。
「Gold 200」だと黄色っぽくなったり、「Ektar 100」だと赤くなりすぎたりすることがありますが、Pro Image 100は非常にニュートラル。
日本人の肌色を健康的かつ滑らかに写してくれます。結婚式や家族写真に使われることが多いのも納得の実力です。
② 繊細で滑らかな「微粒子」
ISO 100という低感度のおかげで、粒子は非常に細かいです。
Gold 200やColorPlus 200と比べると、明らかにザラつきが少なく、スッキリとしたクリアな描写になります。大きくプリントしても粗さが目立ちにくいのが嬉しいですね。
③ お財布に優しい「プロ仕様」
名前に「Professional」と付いていますが、価格はハイエンドのPortraシリーズの半分程度(店舗によりますが)。
「プロ用フィルムの描写を楽しみたいけど、ランニングコストは抑えたい」という、我々フィルムユーザーのワガママを叶えてくれるコスパ最強フィルムなんです。
3. 徹底比較!ライバルたちとどう違う?
コダックの他のフィルムと迷っている方へ、わかりやすく比較してみましょう。
vs Kodak Portra 160 (本物のプロ機材)
- Portra 160:
- 圧倒的なラチチュード(明暗差への強さ)があり、失敗が許されないプロの現場用。
- 粒子は世界最高レベル。でも値段が高い!
- Pro Image 100:
- Portraほどハイライトは粘りませんが、色味の傾向はかなり似ています。
- 「日常で使うPortra」として割り切れば、最高の代用品になります。
vs Kodak Gold 200 (定番コンシューマー)
- Gold 200:
- 全体的に黄色みが強く、温かい(Warm)トーン。粒子はそこそこ見える。
- 「レトロな雰囲気」視ならGold。
- Pro Image 100:
- Goldよりも色が落ち着いていて、黄色被りが少ない。粒子も一段階滑らか。
- 「正確な色と綺麗さ」重視ならPro Image。
vs Kodak Ektar 100 (風景番長)
- Ektar 100:
- 超高彩度・高コントラスト。風景は最高ですが、人物を撮ると肌が赤くなりすぎることがある。
- Pro Image 100:
- 彩度はEktarより控えめでナチュラル。
- 人物も風景もバランスよく撮りたいならPro Imageの圧勝です。
4. 作例で見るPro Image 100の世界







5. 撮影のコツ:Pro Image 100を失敗せずに撮るには?
- 「ISO 100」を厳守!
- 感度が低いので、室内や夕方は苦手です。**「晴れた日の屋外専用」**と割り切るか、明るいレンズ(F1.4〜F2.0)を用意しましょう。室内ならフラッシュ必須です!
- 露出は「丁寧」に
- Portraのように「適当に撮っても現像でなんとかなる」ほどの魔法のフィルムではありません。露出計を使って、適正〜少し明るめ(オーバー気味)で撮ると、このフィルムの持つ「透明感」が最大限に引き出されます。
6. よくある質問(Q&A)
Q1. 5本パックでしか買えませんか?
A. 基本的には5本入りの箱で流通していますが、店舗によってはバラ売りしてくれるところもあります。ただ、保存性に優れたフィルムなので、5本まとめて買ってストックしておくのがオススメです!
Q2. 夕方や夜も撮れますか?
A. 手持ちだと手ブレする可能性が高いです。三脚を使うか、フラッシュを使えば綺麗に撮れますよ。
Q3. Gold 200と迷っています。どっちが良い?
A. 「ノスタルジックで黄色い写真」が好きならGold 200。「スッキリとしていて、肌を綺麗に撮りたい」ならPro Image 100を選んでください。
まとめ:旅に連れ出すなら、このタフで優しい一本。
いかがでしたか?
Kodak Pro Image 100は、派手な宣伝こそされていませんが、一度使うとリピーターになる人が非常に多いフィルムです。
「安くて、綺麗で、熱にも強い」。
これほど旅に適したフィルムは他にありません。
今年の夏は、バッグにPro Image 100を放り込んで、大切な人との思い出を残しに行きませんか?
さあ、次の晴れた休日はPro Imageを持って、海へ出かけましょう!