「唐津くんち」とは、唐津神社の秋季例大祭で、毎年11月の2日から4日まで開催される勇壮なお祭りです。「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」というかけ声で曳山が通りを駆け抜けます。

曳山は刀町の石崎嘉兵衛が見た祇園山笠にヒントを得て作られ、明治9年までに15台が作られました。現在は14台が保管されており、県重要有形民俗文化財に指定されています。

曳山行事は国の重要無形民俗文化財にも指定されており、平成28年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。11月2日は宵曳山と呼ばれ、提灯をつけた曳山が巡行します。

最大の見せ場は3日の「御旅所神幸」で、曳山の巨体が左右に大きく揺れ動きながら、勇ましいかけ声とともに街角を駆け抜けます。曳込み、曳出しはとにかく圧巻で、祭りは最高潮に達します。

4日は翌日祭で、興奮冷めやらぬまま曳山は唐津神社横の曳山展示場へと曳き納められます。

唐津くんちは、歴史と伝統が息づく唐津市の代表的なお祭りです。

アクセス情報

11月2日 宵曳山   19:30~22:00 (大手口~市内一巡~唐津神社社頭勢揃)

11月3日 御旅所神幸  9:30~16:30 (唐津神社~市内一巡~御旅所~各町へ)

11月4日 翌日祭   10:00~17:30 (唐津神社~市内一巡~曳山展示場)

日/11月2日~4日

駐/あり 市内各地に駐車場有(臨時及び有料駐車場)

アクセス/車:長崎自動車道多久ICから車で40分

JR:JR唐津線筑肥線唐津駅から徒歩10分

問/唐津観光協会 TEL 0955-74-3355