JR門司港駅は、1914年に建てられた歴史ある駅舎で、国の重要文化財にも指定されています。現在も、多くの観光客が訪れる門司港レトロ地区の玄関口として賑わっています。しかし、かつてこの駅は、関門海峡を行き交う人々でさらに賑わっていたことをご存知でしょうか?
今回は、門司港駅に残る「関門連絡船通路跡」を訪ね、当時の様子を偲んでみましょう。
関門連絡船とは?
関門海峡を挟んで本州と九州を結ぶ交通手段として、かつては「関門連絡船」が活躍していました。門司港駅は、その発着場の一つとして、多くの旅客や貨物を運んでいました。駅構内には、連絡船に乗り継ぐための通路が設けられ、人々は行き交っていました。
関門連絡船通路跡
1942年に鉄道用の関門トンネルが開通すると、関門連絡船は徐々にその役割を終え、1964年には廃止されました。それに伴い、門司港駅構内にあった連絡船通路も撤去されました。
しかし、現在でもその跡地は、駅の南側に残されています。「関門連絡船通路跡」と書かれた看板が目印です。当時の写真や説明板なども設置されており、かつての賑わいを偲ぶことができます。
門司港駅の歴史を体感
「関門連絡船通路跡」は、門司港駅の歴史を語る上で重要な場所です。鉄道ファンや歴史好きな方はもちろん、門司港を訪れた際には、ぜひ一度立ち寄ってみてください。当時の様子を想像しながら、歴史を感じることができます。
関門連絡船通路跡の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
場所 | JR門司港駅構内 南側 |
アクセス | JR門司港駅改札口から徒歩約1分 |
周辺情報 | 門司港レトロ地区、九州鉄道記念館、旧門司三井倶楽部 |
まとめ
門司港駅の「関門連絡船通路跡」は、かつての賑わいを今に伝える貴重な場所です。歴史を感じながら、門司港観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。