官営八幡製鐵所旧本事務所は、福岡県北九州市八幡東区にある、国の重要文化財に指定されている歴史的建造物です。1899年に竣工し、1922年まで官営八幡製鐵所の指揮を執る中心的な役割を果たしてきました。赤レンガ造りの2階建て建物で、当時としてはモダンな建築技術が用いられています。

旧本事務所は、2015年に世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産に登録されました。官営八幡製鐵所旧本事務所は、現在も日本製鉄九州製鉄所の敷地内にあり、製鉄所の操業に支障をきたさないように、普段は立ち入りが制限されています。

2020年から、内装の復原工事が進められており、2023年7月22日より公開が開始されました。ただし、普段は公開されておらず特別なツアーなどに参加した場合見学できるようになっているようです。

その代わりに、官営八幡製鐵所旧本事務所の外観を眺めることができる展望エリアが設けられています。

展望エリアは、旧本事務所の正面玄関の横に位置しており、無料で利用することができます。展望エリアからは、赤レンガ造りの美しい旧本事務所の外観を、間近で眺めることができます。また、製鉄所の広大な敷地を、一望することもできます。

展望エリアは、立ち入りが制限されている旧本事務所の代替として、多くの観光客に利用されています。

アクセス情報

住所北九州市八幡東区大字尾倉他
お問い合わせ北九州市企画調整局政策部世界遺産課 電話:093-582-2922 FAX:093-582-2176
利用料金無料
定休日毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合はその翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)
利用可能時間9時30分~17時(入場は16時30分まで)
駐車場無料:普通乗用車10台、大型(中型)バス5台、車椅子利用車2台 ※大型(中型)バス駐車場は予約優先です。
アクセス情報JRスペースワールド駅より徒歩10分