
北九州市・河内貯水池の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬に見頃を迎え、レンガ造りの堰堤や橋と紅葉が織りなす「近代化遺産 × 自然」の絶景を楽しめます。
特に注目なのが、2023年5月にリニューアル工事を終えたばかりの国の重要文化財「南河内橋(通称:めがね橋)」。赤レンガ色とモミジの赤が重なる風景は、まるで映画のワンシーンのようにノスタルジック。入場無料で楽しめる、秋のサイクリングや散策にぴったりのスポットです。
💡 編集部メモ:
専用の駐車場がありません。バスでのアクセス(最寄りから徒歩12分)か、サイクリングでの来訪がスムーズです。
なぜ「河内貯水池」が若者に注目されるのか?
ただのダム湖ではありません。ここには、八幡製鐵所(現・日本製鉄)の歴史を支えた重厚な建造物が残り、他にはない風景が広がっています。
- リニューアルした「南河内橋」:日本で唯一の「レンガ造りのレンズ型トラス橋」です。湖面に映る影がメガネのように見えることから「めがね橋」とも呼ばれ、その優雅なS字カーブはインスタ映え間違いなし。
- ヨーロッパのような石積み:石張りの堰堤(えんてい)の下に広がるモミジは、西洋の古城を思わせる雰囲気。和の紅葉と洋の石積みが融合した独特の世界観です。
- サイクリングロード:ダム湖を周回できる道路があり、風を感じながら紅葉の中を駆け抜けることができます。
最高の1枚を撮るための「映えポイント」
スマホを取り出したくなる瞬間はここにあります。
- 南河内橋のS字ライン:橋のたもとから、S字にカーブする橋桁と背景の紅葉をセットで。リニューアルで美しくなったレンガの色が映えます。
- 湖面のリフレクション:風のない日は、湖面に橋と紅葉が鏡のように映り込みます。「魚形橋」とも呼ばれる独特のシルエットを探してみてください。
編集者が教える「攻略Tips」
- アクセス注意: 山間部に位置し、専用の観光駐車場はありません。路上駐車は交通の妨げになるため厳禁です。JR小倉駅から西鉄バスを利用し、「上重田」で降りてからのハイキング(徒歩約12分)を楽しむのが正解です。
- 服装: 水辺のため、市街地より少し肌寒く感じます。羽織れるものが一枚あると安心です。
- あわせて行きたい: 近くには「河内藤園」(藤の時期が有名ですが紅葉も美しい)や温泉施設「河内天然温泉 あじさいの湯」があります。温泉で温まって帰るプランもおすすめです。
よくある質問(FAQ)
- Q. 入場料はかかりますか?
- A. 河内貯水池や南河内橋の散策は無料です。
- Q. いつ頃まで見られますか?
- A. 例年12月上旬頃まで楽しめます。最新の色づき情報はSNSなどでチェックすることをおすすめします。
- Q. 車で行っても大丈夫ですか?
- A. 現地に観光用の駐車場はありません。公共交通機関の利用を強く推奨します。
基本情報一覧
| 項目 | 内容 |
| スポット名 | 河内貯水池(かわちちょすいち) |
| 見頃の時期 | 11月中旬~12月上旬(色づき始め:11月上旬) |
| 注目スポット | 南河内橋(重要文化財・2023年リニューアル済) |
| 料金 | 散策無料 |
| 場所 | 福岡県北九州市八幡東区河内1丁目 |
| アクセス | 【バス】JR「小倉駅」より西鉄バス乗車、「上重田」下車徒歩約12分 【車】北九州都市高速「大谷」または「山路」出口より約20分 |
| 駐車場 | なし(公共交通機関をご利用ください) |
| お問い合わせ | 093-671-1459(八幡東区役所総務企画課) |
| 公式サイト | 北九州市 八幡東区役所ページ |
まとめ
2025年の秋は、新しくなった歴史的建造物「めがね橋」を渡りに、北九州・河内へ出かけませんか?
レンガの赤とモミジの赤。歴史の重みを感じる美しい風景は、きっとあなたの心に深く残るはずです。カメラを持って、レトロな秋の散歩道へ。