鹿児島のシンボル、桜島と錦江湾。その雄大な景色を借景とした庭園が、仙巌園です。
島津家19代当主・島津光久によって造られたこの別邸は、国の名勝にも指定されており、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。
中でも、1月中旬から咲き始める梅の花は、春の訪れを告げる風物詩として、多くの人々に愛されています。
約110本の梅が咲き誇る庭園
仙巌園には、約110本もの梅の木が植えられています。
紅梅、白梅、そして淡いピンク色の梅など、様々な品種が咲き乱れる様子は、まさに圧巻。
庭園の景観と見事に調和し、訪れる人々を魅了します。
主な梅の見どころは以下の通りです。
- 御殿下庭: 御殿の正面に広がる庭園。広々とした芝生と、色とりどりの梅のコントラストが美しい。
- 曲水の庭: 池泉回遊式庭園。水面に映る梅の花が風情を添え、散策路を歩きながら梅を楽しむことができる。
- 桜との共演: 1月上旬からはカンヒザクラも開花。鮮やかなピンク色の桜と梅のコントラストは、ここでしか見られない絶景。
島津家の歴史と文化に触れる
仙巌園は、単なる庭園ではありません。
島津家は、薩摩藩を700年もの間統治した名家であり、仙巌園は、その権勢と文化を象徴する場所でした。
御殿や尚古集成館などの歴史的建造物を見学すれば、島津家と鹿児島の歴史を深く知ることができます。
仙巌園で過ごす特別な時間
仙巌園では、梅の開花時期に合わせて、様々なイベントが開催されます。
- 梅まつり: 琴の演奏や野点など、日本の伝統文化を楽しむことができます。
- ライトアップ: 夜間には、ライトアップされた幻想的な梅を楽しむことができます。
- ガイドツアー: 専門ガイドによる解説を聞きながら、庭園を巡ることができます。
これらのイベント情報は、仙巌園の公式ホームページで随時更新されますので、ぜひチェックしてみてください。
仙巌園の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 見頃時期 | 1月中旬～2月中旬 (例年) |
| 開園時間 | 9:00～17:00 |
| 場所 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1 |
| 料金 | 一般 1,600円 / 高校生～小学生 800円 |
| 問い合わせ先 | 099-247-1551 |
| アクセス | JR鹿児島中央駅から車で約20分、鹿児島市電「仙巌園前」下車すぐ |
よくある質問
Q. 駐車場はありますか？
A. 仙巌園には、有料駐車場 (普通車 500円) があります。
Q. ペット同伴は可能ですか？
A. ペット同伴可能ですが、以下の制限があります。 * 必ずリードを着用 * 建物内への同伴は不可 (盲導犬、介助犬、聴導犬を除く)
まとめ
仙巌園は、歴史と自然、そして文化が調和した、魅力あふれる場所です。
ぜひ、梅の花咲く仙巌園で、忘れられない思い出を作ってください。