北九州市、八幡東区にそびえ立つ「東田第一高炉」。ここは、日本の近代製鉄の礎を築いた官営八幡製鐵所のシンボルとして、今もなおその威容を誇っています。明治34年(1901年)の操業開始から、日本の産業発展を支え続けた歴史を肌で感じることができる、まさに「生きた産業遺産」です。
東田第一高炉の見どころ
- 巨大な高炉: 高さ約30メートル、最大径約8メートルの巨大な高炉は、まさに圧巻。内部を見学すると、当時の製鉄技術の粋を集めた工夫や、そこで働く人々の熱意を感じることができます。
- 歴史を物語る展示: 広場には、製鉄所の歴史や技術を詳しく解説したパネルや、実際に使われていた貨車などが展示されています。
- 世界遺産としての価値: 2015年には、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船石炭産業」の一つとして、世界文化遺産に登録されました。日本の近代化を支えた重要な遺産として、世界中から注目を集めています。
基本情報
名称 | 東田第一高炉 |
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所在地 | 福岡県北九州市八幡東区東田2-3 |
アクセス | JRスペースワールド駅から徒歩5分<br>車:北九州都市高速枝光出口より約5分 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年末年始 |
入場料 | 無料 |
お問合せ | 北九州市市民文化スポーツ局文化企画課 093-582-2391 |
公式サイト | http://sangyokanko.com/ |
まとめ
東田第一高炉は、日本の近代化を支えた製鉄業の歴史を肌で感じることができる、貴重な産業遺産です。巨大な高炉や歴史を物語る展示物を通して、当時の技術力や人々の情熱に触れることができます。ぜひ、北九州市を訪れた際は、足を運んでみてください。