博多松囃子(はかたまつばやし)は、毎年5月3日と4日に福岡市で開催される、博多どんたくの起源となった伝統的なお祭りです。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、その歴史はなんと800年以上!博多っ子の心意気を今に伝える、活気あふれるお祭りです。

博多松囃子の見どころ:華やかな行列と伝統芸能

博多松囃子最大の見どころは、なんといっても華やかな行列です。福神、恵比須、大黒の三福神がそれぞれ馬に乗り、稚児たちがその後を続きます。特に、福神は顔に隈取を施し、恵比須は大漁旗を背負い鯛を抱え、大黒は大きな袋を担ぐという、ユニークな姿をしています。

また、稚児たちが披露する「稚児舞」も必見です。色鮮やかな衣装をまとった少女たちが、優雅な舞を披露します。その可愛らしい姿に、思わず笑みがこぼれることでしょう。

博多松囃子の歴史:平重盛への感謝と鎮魂の想い

博多松囃子の起源は、平安時代末期の武将・平重盛の死を悼み、その徳を偲んで始まったとされています。重盛は、博多の町の発展に大きく貢献した人物で、人々から深く慕われていました。そのため、彼の死後も、その遺徳を讃える行事が続けられてきたのです。

博多松囃子を楽しむポイント:地元の人々との交流

博多松囃子は、地元の人々にとっても大切な行事です。祭り期間中は、街全体が活気に満ち溢れ、多くの人々が沿道に詰めかけます。ぜひ、地元の人々との交流も楽しんでみてください。温かい博多弁での会話や、笑顔での触れ合いを通じて、博多の魅力をさらに深く感じることができるでしょう。

博多松囃子 基本情報

項目内容
開催場所櫛田神社
開催日例年 5月3日〜5月4日
住所福岡県福岡市博多区上川端1-41
交通アクセス博多駅から徒歩15分
駐車場13台 無料(当日は関係者除き使用不可)
公式サイト[博多松囃子

博多どんたくの熱気あふれる雰囲気とはまた違った、厳かで伝統的な魅力を持つ博多松囃子。ぜひ、ゴールデンウィークの博多旅行のプランに加えて、その歴史と文化に触れてみてください。きっと、忘れられない思い出になるはずです。

博多の春の訪れを告げる、博多松囃子。その魅力をぜひご自身の目で確かめてみてください!

By kyushutv

九州のイベント•地域情報をお伝えするWebメディア「九州TV」です。