福岡市博多区、東公園の緑の中に鎮座する「十日恵比須神社(とおかえびすじんじゃ)」。

ここは、博多の商人たちがこぞって参拝する「商売繁昌」の聖地です。

普段は静かな神社ですが、毎年1月に行われる「正月大祭」には、なんと100万人もの参拝客が押し寄せ、凄まじい熱気に包まれます。

博多の新春を彩る風物詩、十日恵比須神社の歴史と、大祭の楽しみ方をご紹介します。

1. 響き渡る「大当たり~!」の声。名物・正月大祭

十日恵比須神社の最大の特徴は、毎年1月8日から11日までの4日間にわたって開催される「正月大祭」です。

商売繁昌や家運隆昌を願う人々で境内は埋め尽くされ、参道には約400軒もの露店が立ち並びます。

  • 名物「福引」:大祭の目玉は、空くじなしの福引です。世話人の「大当たり~!福おこし~!」という威勢の良い掛け声が境内に響き渡り、縁起の良い福笹や熊手、ダルマなどの授与品が手渡されます。この声を聞くだけでも運気が上がりそうです。
  • 博多芸妓の「徒歩(かち)詣り」:1月9日(宵えびす)の15時頃には、博多券番の芸妓さんたちが、島田髪に紋付の正装でお参りする「徒歩詣り」が行われます。艶やかな姿は必見で、多くのカメラマンや見物客で賑わいます。

2. 400年の歴史と二柱の神様

この神社の始まりは、今から約400年以上前。

博多の竹内家が香椎宮・筥崎宮へ参拝した帰りに、浜辺で「恵比須像」二体を拾い上げ、社を建てて祀ったことが起源とされています。

  • ご祭神:
    • 事代主大神(ことしろぬしのおおかみ): いわゆる「えびす様」。
    • 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ): いわゆる「だいこく様」。

この二柱は親子神であり、並んで祀られていることから、より強いご利益(商売繁昌・家内安全・縁結びなど)があると信じられています。

3. アクセスと参拝のポイント

場所はJR吉塚駅、または地下鉄千代県庁口駅から徒歩5分と、アクセス良好な東公園内にあります。

普段は静かに参拝できますが、正月大祭の期間中は大変混雑するため、公共交通機関の利用が必須です。また、福引の列は数時間待ちになることもあるため、防寒対策をしっかりして出かけましょう。


基本情報 (Spot Info)

項目詳細
名称十日恵比須神社
住所福岡県福岡市博多区東公園7-1
ご祭神事代主大神(恵比須様)、大国主大神(大黒様)
正月大祭毎年1月8日~11日
電話番号092-651-1563
アクセスJR「吉塚駅」徒歩5分
地下鉄「千代県庁口駅」徒歩5分
公式サイト十日恵比須神社

よくある質問 (FAQ)

Q. 正月大祭はいつ行われますか?

A. 毎年日付は固定で、1月8日(初えびす)、9日(宵えびす)、10日(正大祭)、11日(残りえびす)の4日間開催されます。

Q. 「徒歩詣り」は何時からですか?

A. 例年、1月9日の午後3時頃から行われます。那の津通りから神社へ向かって練り歩きます。

Q. 駐車場はありますか?

A. 神社専用の駐車場はありますが台数が限られます。特に大祭期間中は周辺道路が規制されたり大渋滞したりするため、公共交通機関をご利用ください。


【まとめ】

「えびす顔」という言葉があるように、参拝するだけで笑顔と元気がもらえる十日恵比須神社。

博多商人の活気を肌で感じに、ぜひ1月の大祭を訪れてみてください。もちろん、普段の静かな境内での参拝も心が洗われますよ。

By kyushutv

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