福岡県大川市と佐賀県佐賀市を結ぶ筑後川昇開橋。国の重要文化財にも指定されているこの橋は、船が通る時に橋の中央部分が持ち上がる、珍しい「昇開式可動橋」です。レトロな佇まいと、夕日に照らされて輝く姿は、訪れる人々を魅了します。
筑後川昇開橋の歴史と仕組み
筑後川昇開橋は、1935年に旧国鉄佐賀線の鉄道橋として建設されました。当時、筑後川を行き交う船舶の航行を妨げずに、鉄道を通すという難題を解決するために、この昇開式が採用されました。
橋の中央部分には、2本の巨大な鉄塔がそびえ立ち、その間を可動桁が繋いでいます。船が通る際には、この可動桁が約23メートルの高さまで上昇し、船の通行を可能にします。
昇開橋と夕日の絶景を楽しむ
筑後川昇開橋の最大の魅力は、何と言っても夕暮れ時。赤く染まった空を背景に、橋のシルエットが浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出します。
- ベストタイム: 日没の30分前頃から、空が徐々に色づき始め、橋が美しく照らされます。
- 撮影スポット: 橋の両岸には、展望公園や遊歩道が整備されており、絶好の撮影スポットとなっています。
- ライトアップ: 夜間はライトアップされ、昼間とは異なる表情を見せてくれます。
筑後川昇開橋を満喫するポイント
- 昇降時間: 1日に数回、橋の昇降を見学できます。時刻表は、筑後川昇開橋の公式ホームページで確認できます。
- 遊歩道: 橋の上は遊歩道として開放されており、歩いて渡ることができます。
- 周辺観光: 周辺には、大川市の家具街や佐賀市の歴史的な街並みなど、観光スポットも充実しています。
筑後川昇開橋の基本情報
項目 | 情報 |
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住所 | 福岡県大川市酒見 – 佐賀県佐賀市諸富町 |
アクセス | JR筑後大川駅から徒歩約20分、またはJR佐賀駅からバスで約30分 |
見学時間 | 9:00~17:00 (12月~2月は16:00まで) |
休館日 | なし |
駐車場 | あり |
見どころ | 昇降シーン、夕景、ライトアップ |
筑後川昇開橋は、歴史と技術、そして自然が織りなす、絶景観光スポットです。ぜひ、訪れてその魅力を体感してください。