九州最大の繁華街「天神(てんじん)」。

ショッピングやビジネスで多くの人が行き交うこの街の地名の由来となった場所をご存知でしょうか?

明治通り沿い、赤煉瓦文化館の向かい側。オフィスビルの谷間にひっそりと、しかし朱色の社殿で存在感を放つのが「水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)」です。

都会のオアシスとして親しまれるこの神社の歴史と、少し切ない名前の由来をご紹介します。

1. 「天神様」菅原道真公と「水鏡」の伝説

水鏡天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真(すがわらのみちざね)公を祀っています。

社名の「水鏡(すいきょう)」には、ある伝説が残されています。

かつて、無実の罪で京都から太宰府へ左遷された道真公が、博多に到着した際、川の水面に自分の姿を映しました。そこには、都での栄華から一転し、やつれ果てた自身の姿が。

「水鏡に映る自身の憔悴した姿」を見て嘆き悲しんだという逸話から、この名が付けられたと言われています。

現在、多くの若者で賑わう「天神」という地名は、天神様(道真公)を祀るこの神社があったことに由来しているのです。

2. 黒田長政が定めた「東の鎮守」

もともとこの神社は、現在の天神ではなく、少し南にある「今泉」地区にありました。

江戸時代初期(1612年)、福岡藩初代藩主である黒田長政が、福岡城の鬼門(北東の方角)を守る「東の鎮守」として、現在の場所に移転させました。

それ以来、この場所は福岡の城下町、そして現在の繁華街を見守り続けています。

3. ビル街のエアポケットで一息

アクロス福岡やデパート、オフィスビルが建ち並ぶ一角にありながら、鳥居をくぐるとそこは静寂な空間。

都会の喧騒を忘れさせてくれる境内は、仕事の合間の休憩や、買い物ついでのお参りにぴったりです。学問の神様ですので、受験生や資格試験を控えている方にもおすすめのパワースポットです。


基本情報 (Spot Info)

項目詳細
名称水鏡天満宮(水鏡神社)
住所福岡県福岡市中央区天神1-15-4
アクセス地下鉄空港線「天神駅」から徒歩5分
西鉄バス「天神一丁目」バス停すぐ
電話番号092-741-8754
ご祭神菅原道真公

よくある質問 (FAQ)

Q. どんなご利益がありますか?

A. 菅原道真公を祀っているため、主に「学問成就」「合格祈願」のご利益があると言われています。また、厄除けや社内安全を願うビジネスマンも多く訪れます。

Q. 拝観料はかかりますか?

A. 境内への立ち入り、参拝は無料です。

Q. 近くに観光スポットはありますか?

A. すぐ近くに「福岡市赤煉瓦文化館(旧日本生命九州支店)」や「アクロス福岡」があります。天神地下街からも近く、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。


【まとめ】

「天神」という地名のルーツであり、黒田長政ゆかりの地でもある「水鏡天満宮」。

華やかな街の喧騒の中で、ふと歴史の深さを感じられる特別な場所です。天神へお出かけの際は、ぜひ手を合わせに行ってみてください。

By kyushutv

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