久留米が生んだ近代洋画の巨匠、坂本繁二郎。

その生家は、JR久留米駅から徒歩わずか5分、日輪寺のそばにひっそりと佇んでいます。

久留米市唯一の武家屋敷

坂本家は代々久留米藩に仕えた武士の家系で、生家は 久留米市内に唯一残る武家屋敷 です。

敷地面積は約450坪(約1500㎡)もの広さを誇り、茅葺きと瓦葺きが組み合わされた屋根を持つ木造一部2階建ての建物は、当時の武家屋敷の面影を今に伝えています。

平成15年には 久留米市指定有形文化財 に指定され、その歴史的価値が認められています。

巨匠の原点に触れる

坂本繁二郎は、明治15年(1882年)にこの家で生まれ、20歳で上京するまでここで暮らしました。

生家では、彼が幼少期を過ごした当時の様子を垣間見ることができます。

  • 座敷: 繁二郎が家族と過ごした座敷。当時の調度品が再現され、彼の息遣いを感じることができます。
  • 土間: かつて使用人が働いていた土間。当時の生活の様子を想像することができます。
  • : 繁二郎が遊んだ庭。四季折々の草花が咲き乱れ、心安らぐ空間です。

坂本繁二郎について

坂本繁二郎は、「放牧三馬」「帽子を持てる女」 などの作品で知られる、近代日本を代表する洋画家です。

彼の作品は、力強い筆致と独自の色彩感覚が特徴で、自然や人間の生命力を力強く表現しています。

生家を訪れることで、彼の作品世界をより深く理解することができます。

基本情報

項目内容
住所〒830-0028 福岡県久留米市京町224-1
電話番号0942-35-8260
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料一般 210円、小中学生 100円
※団体割引あり
アクセスJR「久留米駅」から徒歩約5分
駐車場普通車 6台、障がい者用 2台

まとめ

坂本繁二郎生家は、巨匠の原点に触れ、その作品世界をより深く理解できる貴重な場所です。

久留米の歴史と文化を感じながら、時を越えた空間で、芸術の秋を満喫してみてはいかがでしょうか。

By kyushutv

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