福岡県みやま市にある長田鉱泉場。
どこか懐かしい雰囲気の中で、湧き出る天然の炭酸水を味わえる場所として人気を集めています。
今回は、長田鉱泉場の魅力を、歴史や効能、施設の様子、周辺情報などを交えてご紹介します。
江戸時代から続く!長田鉱泉場の歴史
長田鉱泉場の歴史は、江戸時代末期に遡ります。
1846年に勤皇志士の中田多一郎が飲用したところ、持病の胃腸炎が治ったという逸話や、1867年に木本正蔵が旧藩に願い出て入湯場を設けたという記録が残っています。
いずれにしても、長田鉱泉場は古くから人々に利用されてきたことが分かります。
その後も地域の人々に愛され続け、1992年1月に現在の形に建設されました。
長田鉱泉場の炭酸水、その秘密とは?
長田鉱泉場で湧き出る鉱泉は、カルシウムやマグネシウムなどの天然ミネラル・イオン分を豊富に含んだ炭酸水です。
炭酸ガスを含みながらも軟水であるため、飲みやすいのが特徴です。
胃腸疾患や便秘などに効果が期待できるとされ、健康増進のために訪れる人も少なくありません。
レトロな雰囲気漂う施設
長田鉱泉場は、レトロな小屋が目印です。
20円と100円の蛇口があり、20円の蛇口で2Lのペットボトル3本程度の量を汲むことができます。
道の向かい側には駐車場、土日祝のみ営業の足湯、売店「ふれあい館」、トイレがあります。
「ふれあい館」では、みやま市の特産品や、鉱泉水を使用したご当地コーラ「コガコーラ」を販売しています。
かつて駄菓子屋などで販売されていた「幻のコーラ」が、2010年3月に鉱泉の町の名物として復活したものです。
長田鉱泉場周辺の観光スポット
長田鉱泉場を訪れた際には、周辺の観光スポットにも足を運んでみましょう。
- 船小屋鉱泉場: 長田鉱泉場から矢部川を挟んで対岸にある鉱泉場。こちらもレトロな雰囲気で、炭酸水素塩泉を汲むことができます。
- 鉱泉の駅(長田鉱泉物産館): 長田鉱泉場のすぐそばにある物産館。地元の特産品や、鉱泉水を使った商品などを販売しています。
- 中ノ島公園: 筑後川の中州にある自然豊かな公園。広大なクスノキ林が広がり、散策やピクニックに最適です。
長田鉱泉場へのアクセス
- 車:九州自動車道「みやま柳川IC」から約5分。
- 電車:JR鹿児島本線「瀬高駅」からタクシーで約10分。
長田鉱泉場 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 福岡県みやま市瀬高町長田2633-1 |
アクセス | 九州自動車道「みやま柳川IC」から約5分<br>JR鹿児島本線「瀬高駅」からタクシーで約10分 |
営業時間 | 7:00~19:00(年中無休) |
料金 | 水汲み:6リットル20円、30リットル100円<br>入場料:無料 |
駐車場 | あり |
問い合わせ先 | みやま市商工観光課 0944-64-1523 |
長田鉱泉場トリビア
- 長田鉱泉場の炭酸含有量は日本一と言われています!
- 湧き出る鉱泉水は、なんと地下100mから汲み上げられています!
- 長田鉱泉場は、50年以上前に販売されていた「幻のコーラ」を復活させた場所でもあります!
よくある質問
Q. 鉱泉水は飲んでも大丈夫ですか?
A. はい、飲用できます。ただし、胃腸が弱い方は、最初は少量から試すことをおすすめします。
Q. 鉱泉水は何に使えますか?
A. そのまま飲むのはもちろん、コーヒーや紅茶、料理などにもお使いいただけます。
Q. ペットボトルは持参した方が良いですか?
A. はい、持参することをおすすめします。もし忘れた場合は、売店「ふれあい館」でも購入できます。
Q. 足湯はいつでも利用できますか?
A. 土日祝のみの営業となります。
まとめ
長田鉱泉場は、江戸時代から続く歴史を持つ鉱泉場で、豊富な炭酸を含む鉱泉水を味わえる場所です。
レトロな雰囲気の中で、天然の炭酸水を味わってみませんか?
周辺には観光スポットも多く、日帰り旅行にも最適です。
ぜひ一度訪れて、懐かしさと癒しを体験してみてください。