福岡県久留米市にある久留米つばき園は、椿愛好家にとってまさに聖地と呼ぶべき場所。約500品種、2,000本もの椿が咲き乱れる様は、息を呑むほどの美しさです。
原種から園芸品種、そして久留米オリジナル品種まで、多種多様な椿が織りなす色彩のハーモニーは、訪れる人々を魅了してやみません。
久留米つばき園の歴史と魅力
久留米つばき園は、明治時代に開墾された花木の母樹園を活かして造成されました。その後、地元の人々の手によって椿が植えられ、現在のような美しい椿園になったのです。
2010年には、その景観と椿の多様性が認められ、「国際優秀つばき園」に認定されました。
4つのポイント
- ツバキの苗園を活用: 元々は花木の苗を育てる畑だった場所を活かして造成されました。園内には、タイサンボクやヒマラヤスギなど、往時を偲ばせる樹木も残っています。
- 貴重な品種: 「白玉宝珠」や「太郎冠者」、「小夜侘助」など、樹齢100年を超える椿や、 「正義」などの貴重な園芸品種、原種など、多種多様な椿を楽しむことができます。
- 四季を楽しめる: 椿だけでなく、ツツジ、シャクナゲ、モミジ、ウメなど、四季折々の花々を楽しむことができます。
- 樹形を楽しむ: 椿やツツジの花だけでなく、個性的な樹形も魅力の一つです。
椿の開花情報と見頃
椿の見頃は品種によって異なりますが、一般的には10月中旬から4月中旬頃まで楽しめます。 特に3月中旬から4月上旬が見頃です。
- 早咲き: 11月～12月頃に見頃を迎える品種。寒空の中で凛と咲く姿が美しい。
- 中咲き: 1月～2月頃に見頃を迎える品種。多くの品種がこの頃に開花し、園内は最も華やかになる。
- 遅咲き: 3月～4月頃に見頃を迎える品種。春の訪れを感じさせる、華やかな花を咲かせる。
最新の花情報は、久留米市世界のつばき館ホームページ内「開花情報」で確認できます。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 〒839-0835 福岡県久留米市草野町草野546-1 |
| 電話番号 | 0942-30-9165（久留米市農業の魅力促進課） |
| アクセス | 車：九州自動車道「久留米IC」より約25分 バス：西鉄バス「久留米市世界のつばき館前」下車、徒歩約8分 電車：JR久大本線「筑後草野駅」下車、徒歩約18分 |
| 駐車場 | 35台（無料） ※マイクロバスまで駐車可能。大型バスは久留米市世界のつばき館の駐車場（3台）をご利用ください。 （要事前連絡: 0942-47-1821） |
| 開園時間 | 常時開園 |
| 休園日 | なし |
| 入園料 | 無料 |
久留米つばき園をもっと楽しむ
- 久留米市世界のつばき館: 世界中の椿に関する資料を展示している施設。椿の歴史や文化を学ぶことができます。
- 石橋文化センター: 美術館、図書館、音楽堂などがある文化施設。園内にはバラ園や日本庭園もあり、散策に最適です。
- 耳納連山: ハイキングコースが整備されており、山頂からは久留米市街を一望できます。自然豊かな場所でリフレッシュできます。
よくある質問
- Q. 椿の見頃はいつですか？
A. 一般的には10月中旬～4月中旬頃ですが、品種によって異なります。3月中旬から4月上旬が見頃です。 - Q. 園内には飲食店はありますか？
A. 園内には飲食店はありません。近くにコンビニエンスストアがあります。 - Q. ペットを連れて入園できますか？
A. ペットを連れての入園は可能です。ただし、必ずリードを着用し、フンは飼い主が責任を持って処理してください。 - Q. 園内でイベントは開催されますか？
A. はい、季節ごとに様々なイベントが開催されます。詳細は久留米市の公式サイトをご確認ください。
第15回久留米つばきフェア
令和6年3月9日（土）～3月17日（日）に開催されます。
久留米つばき園は、椿の魅力を存分に味わえる、まさに花の楽園です。
ぜひ、ご自身の目でその美しさを確かめてみてください。