筑後国一宮、高良大社で毎年秋に執り行われる「高良大社おくんち」。1300年以上の歴史を持つ、九州を代表する秋祭りです。
高良大社おくんちとは?
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈願する、高良大社の最も重要な祭典である「おくんち」。
その歴史は古く、奈良時代の741年に朝廷から幣帛(へいはく)を賜ったことが始まりとされています。
- 神仏習合の時代: 中世には、神仏習合の影響を受け、仏教色の強い祭りへと変化しました。
- 武家社会の時代: 江戸時代には、久留米藩主が祭りに参加し、盛大に執り行われました。
- 現代: 現在も、伝統的な神事や行事が受け継がれ、地域の人々に愛される祭りとなっています。
見どころ
- 神輿渡御: 最終日には、3基の神輿が、高良山を下り、麓の御旅所まで渡御します。担ぎ手たちの熱気と、沿道の歓声に包まれ、祭りは最高潮に達します。
- 流鏑馬: 2日目には、馬に乗った射手が、馬場を駆け抜けながら矢を射る、勇壮な流鏑馬神事が奉納されます。
- 獅子舞: 初日には、五穀豊穣を祈願する獅子舞が奉納されます。
開催情報
項目 | 内容 |
---|---|
開催期間 | 毎年10月11日~13日 |
場所 | 高良大社<br>福岡県久留米市御井町1 |
アクセス | 西鉄バス「高良大社前」下車すぐ 駐車場:あり(有料) |
よくある質問
- Q. 祭りの期間中、何か特別なイベントはありますか?
- A. はい、期間中は様々な神事や奉納行事、露店などがあります。特に、最終日の神輿渡御は必見です。
- Q. 流鏑馬は、いつ、どこで見られますか?
- A. 2日目の13時頃から、高良大社境内の馬場で行われます。
高良大社について
高良大社は、筑後国一宮として、古くから地域の人々の信仰を集めてきた神社です。
- 御祭神: 高良玉垂命、八幡大神、住吉大神
- ご利益: 厄除け、開運、商売繁盛、縁結びなど
まとめ
高良大社おくんちは、歴史と伝統が息づく、見ごたえのある祭りです。
ぜひ、秋の高良山に足を運び、その熱気を体感してください。