福岡県久留米市、耳納連山の麓に鎮座する高良大社。筑後国一の宮として、古くから地域の人々の信仰を集めてきた由緒ある神社です。
毎年1月に行われる「玉替祭」は、江戸時代から続く伝統行事。
高良の神様が宝珠を海に投げ入れて国を護ったという故事にちなみ、開運招福を願う人々で賑わいます。
玉替祭:その歴史と由来
玉替祭は、高良の神様である高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)が、干珠(かんじゅ)と満珠(まんじゅ)という二つの宝珠を海に投げ入れて、国を護り、人々を開運に導いたという故事に由来します。
この故事は、日本神話に登場するヤマタノオロチ退治の際、スサノオノミコトがヤマタノオロチの尾から取り出した剣が、後に草薙剣(くさなぎのつるぎ)として、皇室の三種の神器の一つとなったという話と深く関わっています。
高良玉垂命は、この草薙剣を瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に献上した神様であり、その功績から、高良大社は、皇室とも縁の深い神社として、崇敬を集めてきました。
玉替祭は、この高良玉垂命の偉業を称え、人々の開運招福を祈願する、歴史と伝統に彩られた神事です。
玉替祭の見どころ
- 宝珠みくじ: 可愛らしい宝珠型のおみくじで、運試し!
- 宝珠みくじは、高良玉垂命が投げ入れた宝珠にあやかり、開運招福の象徴として、玉替祭で授与されています。
- 色とりどりの宝珠みくじは、見ているだけでも心が躍ります。
- 大宝珠: 御利益があるとされる大宝珠に触れて、開運祈願!
- 大宝珠は、普段は御本殿奥に安置されていますが、玉替祭の日に限り、社頭に出されます。
- 大宝珠に触れることで、高良玉垂命のパワーを授かり、一年間、幸運に恵まれると言われています。
- 厳かな祭典: 伝統的な神事を見学できます。
- 玉替祭では、神職による祝詞奏上や、巫女による神楽が奉納されます。
- 古式ゆかしい神事の様子は、厳かで、見る人の心を和ませます。
高良大社 玉替祭の基本情報
項目 | 内容 |
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開催日時 | 2025年1月19日(日) 9:00~ |
開催場所 | 高良大社 (福岡県久留米市御井町1) |
アクセス | 電車:JR久大本線 久留米大学前駅から車で約15分 バス:西鉄バス 高良大社前バス停から徒歩すぐ 車:九州自動車道 久留米ICから約20分 |
宝珠みくじ | 500円 |
問い合わせ先 | 高良大社 0942-43-4893 |
よくある質問
Q. 宝珠みくじは何時から授与されますか?
A. 9時30分頃から授与開始予定です。
Q. 駐車場はありますか?
A. 高良大社には駐車場がありますが、当日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
まとめ
高良大社の玉替祭は、宝珠みくじで開運を祈願する、新年最初のイベントとしておすすめです。
歴史と伝統を感じながら、高良大社で、新たな一年をスタートさせましょう!