福岡県大川市に鎮座する風浪宮は、1800年以上の歴史を誇る由緒ある神社です。 筑後三代社の一つに数えられ、海の神様として知られる少童命(わたつみのみこと)を祀っています。
風浪宮の歴史は古く、神功皇后が新羅から帰還する際に、白鷺が飛来し、その止まった場所に社殿を建てたのが始まりと伝えられています。
現在の本殿は、戦国時代の永禄3年(1560年)に蒲池鑑盛によって再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。鎌倉時代の建築様式を残す貴重な建造物であり、その風格は見る者を圧倒します。
見どころ
- 本殿: 国の重要文化財に指定されている本殿は、三間社流造、檜皮葺で、鎌倉時代の建築様式をよく表しています。簡素ながらも巧みな建築技術が見どころです。
- 大樟: 樹齢約2000年と言われるご神木の大樟は、風浪宮創建の由来となった白鷺が止まったと伝えられる場所にあります。その雄大な姿は、長きにわたり風雪に耐えてきた歴史を感じさせます。
- 正平塔: 二重基壇の上に五層の軸部と屋根を重ねた石塔で、俗称「正平塔」と呼ばれています。こちらも国の重要文化財に指定されており、鎌倉時代の石造美術の傑作として知られています。
- 神苑: 風浪宮の境内には、四季折々の花が咲き誇る美しい庭園があります。散策路も整備されており、心安らぐひとときを過ごすことができます。
基本情報
項目 | 内容 |
住所 | 〒831-0016 福岡県大川市酒見宮内726-1 |
電話番号 | 0944-87-2154(風浪宮社務所) |
FAX番号 | 0944-87-8543 |
営業時間 | 自由 |
社務時間 | 8:00~17:00 |
祈願受付 | 8:30~16:30 ※元旦~1月3日は異なる |
駐車場 | 30台 |
大型駐車場 | 5台 |
アクセス | 西鉄バス「中原高木病院前」より徒歩約10分 九州自動車道「八女IC」から約30分 |
風浪宮は、歴史と自然を感じることができる、魅力あふれる神社です。ぜひ一度訪れて、その荘厳な雰囲気を体感してみてください。