福岡県北九州市若松区の北端に位置する遠見ヶ鼻。
先端に立つ白い妙見崎灯台と、断崖絶壁から見下ろす海の絶景が、訪れる人々を魅了します。
今回は、遠見ヶ鼻と妙見崎灯台の魅力を、歴史やアクセス情報などを交えてご紹介します。
遠見ヶ鼻と妙見崎灯台:その名前の由来
遠見ヶ鼻という名前は、江戸時代に「岩屋遠見番所」として、沖を通る船を監視する役割を担っていたことに由来します。
当時、外国船や密貿易船の取り締まりは重要な任務であり、遠見ヶ鼻は重要な拠点だったのです。
1664年、福岡藩はここに番所を設け、異国船の監視や沿岸警備を行いました。
また、1719年には、長崎街道の脇街道である「唐津街道」の宿場町として、若松が栄えるようになりました。
遠見ヶ鼻は、海上交通の要衝として、そして若松の町の安全を守る場所として、重要な役割を担っていたのです。
一方、妙見崎という名前は、岬の近くにある御嵜神社と、北極星を神格化した妙見信仰に由来すると言われています。
御嵜神社は、古くから航海の安全を祈願する神社として信仰を集めてきました。
眺望抜群!見どころ満載の景勝地
遠見ヶ鼻の魅力は、なんといってもその絶景にあります。
断崖絶壁から見下ろす海の景色は圧巻で、特に夕日の時間帯は、岩肌と夕日のコントラストが美しく、言葉を失うほどの美しさです。
沖合に浮かぶ島々や、縞模様を描いた岩肌なども見どころです。
また、白い妙見崎灯台も、青い海とのコントラストが美しく、写真撮影スポットとして人気です。
灯台は、1895年に建てられ、1963年に改築されました。
高さは約11m、光達距離は約15海里(約28km)で、今でも現役で活躍しています。
縁結びのパワースポット!御嵜神社
妙見崎灯台のすぐそばには、御嵜神社があります。
縁結び、夫婦円満の神様として知られており、灯台と合わせて参拝するのもおすすめです。
干潮時には、神社の下の石鳥居に掲げられた「妙見社」の神額を見ることができます。
また、絶壁の側面では、砂岩の堆積層を観察することもできます。
遠見ヶ鼻(妙見崎灯台)へのアクセス
- 車: 現地から約800mのところに有料駐車場(1日300円)があります。
- 公共交通機関: JR折尾駅から市営バスに乗り、「大鳥居」で乗り換え、「亀の井ホテル 玄界灘」バス停で下車後、徒歩約5分。
遠見ヶ鼻(妙見崎灯台)基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 北九州市若松区大字有毛 |
アクセス | JR折尾駅から市営バスで約30分、徒歩約5分 |
駐車場 | あり (有料) |
料金 | 無料 |
よくある質問
Q. 遠見ヶ鼻には、どんな見どころがありますか?
A. 妙見崎灯台、断崖絶壁からの海の眺め、御嵜神社などがあります。
Q. 駐車場はありますか?
A. はい、有料駐車場があります。
Q. アクセス方法を教えてください。
A. 車の場合は、九州自動車道「若松IC」から約15分です。公共交通機関の場合は、JR折尾駅から市営バスで約30分、「亀の井ホテル 玄界灘」バス停で下車後、徒歩約5分です。
まとめ
遠見ヶ鼻(妙見崎灯台)は、歴史と自然が織りなす絶景スポットです。
ぜひ、足を運んで、その壮大な景色を堪能してください。