
福岡・天神の明治通り沿い。近代的なオフィスビルが立ち並ぶ中で、ひときわ目を引く赤と白のコントラスト。
東京駅の設計などで知られる明治時代の建築界の巨匠・辰野金吾と、片岡安によって設計された「福岡市赤煉瓦文化館」です。
明治42年(1909年)に「日本生命保険株式会社九州支店」として建てられたこの建物は、100年以上の時を超え、今もなお天神のシンボルとして愛され続けています。
2019年にリニューアルオープンし、より身近になった国の重要文化財の魅力をご紹介します。
1. 「辰野式」が美しい!19世紀末のイギリス様式
この建物の最大の特徴は、赤煉瓦と白い花崗岩(かこうがん)を組み合わせた外壁のデザインです。これは「辰野式」とも呼ばれ、辰野金吾の作品に多く見られる特徴的なスタイルです。
- 外観の見どころ:赤と白の帯状の模様に加え、屋根には尖塔やドームが配されています。小規模ながらも変化に富んだデザインは、19世紀末のイギリス様式を色濃く反映しており、どこを切り取っても絵になります。
2. 時代の変遷とリニューアル
竣工から長い間、保険会社の支店として使われてきましたが、その後、福岡市の歴史資料館として活用されました。
平成6年(1994年)からは「赤煉瓦文化館」として市民に開放され、さらに2019年8月21日にリニューアルオープンを果たしました。
現在は、会議室としての利用ができるほか、1階にはエンジニアカフェなどが入り、歴史的価値を保ちながらも、現代のニーズに合わせた「市民に開かれた施設」として進化を続けています。
3. アクセスと利用案内
場所は地下鉄「天神駅」から徒歩5分とアクセス抜群。水鏡天満宮のすぐ隣に位置しています。
夜は22時まで開館しており、ライトアップされた姿も幻想的です。天神散策の合間に、明治の浪漫を感じに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
基本情報 (Spot Info)
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 福岡市赤煉瓦文化館 |
| 住所 | 福岡県福岡市中央区天神1-15-30 |
| 開館時間 | 9:00~22:00 |
| 休館日 | 毎月最終月曜日(祝日のときは翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
| 電話番号 | 092-722-4666 |
| アクセス | 地下鉄「天神駅」から徒歩5分 |
| 公式サイト | 福岡市文化財情報 |
よくある質問 (FAQ)
Q. 入館料はかかりますか?
A. 見学(入館)自体は無料です。会議室等の利用は有料となります。
Q. 写真撮影はできますか?
A. 外観の撮影は自由です。館内については、他の利用者の妨げにならない範囲であれば可能ですが、商用利用や詳細については施設へお問い合わせください。
Q. どのような設備がありますか?
A. 有料の会議室などを備えています。2019年のリニューアルにより、内部も整備され活用しやすくなっています。
【まとめ】
天神のビル街に佇む、明治の傑作「福岡市赤煉瓦文化館」。
赤煉瓦の温かみと、尖塔のシルエットが織りなす美しい景観は、福岡の歴史と文化の深さを教えてくれます。