北九州市戸畑区に佇む「旧松本家住宅」は、明治後期を代表する建築家・辰野金吾が設計した洋館と、久保田小三郎設計の日本館からなる、歴史と風格を感じさせる重要文化財です。九州工業大学の創立者の一人である松本健次郎が暮らした邸宅で、アール・ヌーヴォー様式の華麗な装飾や、静謐な日本庭園など、見どころ満載。普段は結婚式場や会食会場として利用されていますが、年に一度の特別公開日には、その優美な姿を間近で鑑賞することができます。
旧松本家住宅の見どころ
- アール・ヌーヴォー様式の洋館:
- フランスで流行したアール・ヌーヴォー様式を随所に取り入れた外観と内装は、優美な曲線と植物模様が特徴。
- ステンドグラスや暖炉、家具など、細部にまでこだわった装飾が施され、華やかで洗練された空間が広がります。
- 静謐な日本庭園:
- 木造建築の日本館と調和する、緑豊かな日本庭園。
- 池や石灯籠、茶室などが配置され、四季折々の自然美を楽しめます。
- 洋館とは渡り廊下で繋がっており、和洋折衷の美しい景観を作り出しています。
基本情報
名称 | 旧松本家住宅 |
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所在地 | 福岡県北九州市戸畑区一枝1丁目4-33 |
アクセス | 北九州都市高速下到津出口より車で約8分 |
公開日 | 年に一度の特別公開日あり(詳細は公式サイト等でご確認ください) |
電話番号 | 093-871-1031 |
公式サイト | https://www.nkc.or.jp/concept/ |
まとめ
旧松本家住宅は、明治時代の貴紳の暮らしぶりを今に伝える貴重な文化遺産です。アール・ヌーヴォー様式の洋館と美しい日本庭園が織りなす空間は、訪れる人々を魅了します。年に一度の特別公開日に、ぜひ足を運んで、その魅力を体感してみてください。