
湯煙立ち上る温泉街を、真っ赤な炎が染め上げる。
熊本県と大分県の県境に位置し、昭和レトロな風情が残る「杖立温泉(つえたておんせん)」。
この温泉地で、毎年1月14日の夜に行われる新春の伝統行事が**「杖立温泉 どんどや火祭り」**です。
2026年1月14日(水)、温泉街を流れる杖立川のほとりで、無病息災を願う炎が高く燃え上がります。
温泉地ならではのユニークな神事や、心温まるおもてなしが楽しめる、冬の杖立の風物詩をご紹介します。
1. 川面に映る「どんどや」の炎
祭りのハイライトは、杖立川にかかる「桜橋」の下で行われる「どんどや(左義長)」です。
- 聖なる火のリレー:祭りは、温泉の守り神である「温泉神社」から採火された松明(たいまつ)を、年男や地元の小学生たちがリレー形式で運ぶところから始まります。
- 一気に燃え上がる櫓:火が点火されると、竹や杉で組まれた巨大な櫓(やぐら)は瞬く間に炎に包まれます。パチパチと音を立てて燃え盛る火柱と、それが夜の杖立川の川面にゆらゆらと映り込む光景は、息を呑むほど幻想的です。
2. 温泉地ならでは!奇祭「湯かけ神事」
炎だけでなく、「お湯」を使うのが杖立温泉流です。
- 湯かけで風邪知らず:**「湯かけ神事」**では、威勢のいい男衆が温泉のお湯をバシャバシャとかけ合います。このお湯を浴びると「一年間風邪をひかない」という言い伝えがあり、極寒の夜に行われる熱気あふれる光景は、見ているだけで体が温まってくるようです。
嬉しい「おもてなし」も充実
冷えた体には、地元の方々による温かい振る舞いが待っています。
- ぜんざい&つきたて餅: 甘くて温かいぜんざいが無料で振る舞われます。
- かっぽ酒: 竹筒に入った熱燗「かっぽ酒」も登場。お酒好きにはたまりません。(※振る舞いは数に限りがあるため、早めの来場がおすすめです)
Editor’s Note: 防寒は最強装備で
開催場所は川沿いの屋外であり、1月の小国町は底冷えします。ダウンジャケットや手袋、カイロなど、万全の防寒対策をしてお出かけください。冷えた後は、杖立温泉の名湯「蒸し湯」で温まるのが最高ですよ。
基本情報 (Access & Info)
| 項目 | 詳細 |
| 行事名 | 杖立温泉 どんどや火祭り |
| 開催日時 | 2026年1月14日(水) 18:30開始 |
| 開催場所 | 杖立温泉 桜橋下(河川敷) |
| 住所 | 熊本県阿蘇郡小国町下城(杖立温泉街) |
| 内容 | どんどや点火、湯かけ神事、ぜんざい・かっぽ酒振る舞いなど |
| 料金 | 観覧無料 |
| アクセス | 大分道「日田IC」から車で約40分 |
| 駐車場 | あり(杖立温泉多目的駐車場など・無料) |
| お問い合わせ | 0967-48-0206(杖立温泉観光協会) |
| 公式サイト | 杖立温泉観光協会 |
よくある質問 (FAQ)
Q. 雨や雪でも開催されますか?
基本的には雨天・降雪でも決行されますが、荒天時は変更になる可能性があります。当日の開催状況は観光協会へお問い合わせください。
Q. 誰でも参加できますか?
はい、どなたでも観覧可能です。振る舞い(ぜんざい等)も一般の来場者に提供されますが、なくなり次第終了となります。
Q. 近くで温泉に入れますか?
はい、杖立温泉には日帰り入浴が可能な旅館や立ち寄り湯が多数あります。お祭りの前後に、美肌の湯として知られる温泉や、名物「蒸し湯」を楽しむのが定番コースです。
【まとめ】
立ち上る湯けむりと、夜空を焦がす炎のコントラスト。
2026年の始まりは、杖立温泉の「火」と「湯」のパワーを浴びて、風邪知らずの一年を祈願しませんか?
川沿いの幻想的な夜と、温かい人情があなたを待っています。