写真提供:福岡県観光連盟

福岡県東部から大分県北部にかけての地域に伝わる「豊前神楽」。五穀豊穣や無病息災を祈願して奉納される、歴史と伝統が息づく神楽です。その起源は江戸時代以前に遡るとされ、長い年月をかけて地域の人々に大切に守り伝えられてきました。

豊前神楽の特徴

  • 多様な演目: 「豊前岩戸神楽33番」と称されるように、式神楽、駈仙(御先)神楽、湯立神楽、剣神楽、盆神楽など、多様な演目が存在します。
  • 力強い鬼の舞: 豊前神楽を象徴する「駈仙(御先)」では、力強さの中にユーモラスな動きを見せる鬼の舞が見どころです。
  • ダイナミックな湯立神楽: 高さ10メートルを超える柱に鬼が登る「湯立神楽」は、全国的にも珍しいダイナミックな演目です。
  • エンターテイメント性: アクロバティックな動きや、観客を巻き込む演出など、見ていて飽きない要素が満載です。

豊前神楽はどこで見られる?

豊前神楽は、福岡県北九州市、豊前市、行橋市、苅田町、みやこ町、築上町、上毛町、吉富町、そして大分県中津市耶馬溪町など、旧豊前国の各地で奉納されています。特に、豊前市では6つの神楽講(保存会)によって伝承されており、秋から冬にかけて毎週のようにどこかの地区の神社で奉納が行われます。

豊前神楽の奉納スケジュール

具体的な奉納日程は、各地域の神社やお祭りによって異なります。事前に情報収集をしてから訪れることをおすすめします。

まとめ

豊前神楽は、力強い舞と多様な演目が魅力の、地域に根付いた伝統芸能です。ぜひ、実際に足を運んで、その迫力と感動を体感してください

By kyushutv

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