中津市の鶴市花傘鉾祭りは、山国川の三口大井手堰近くにある八幡鶴市神社の祭礼です。この祭りは、7人の地頭が堤防の改修工事に失敗し、人柱を立てたという伝承があります。お鶴と市太郎の母子が人柱となり、川底から金色の鳩が飛び立って宇佐神宮に向かったと伝えられています。
その後、山国川には大井手堰が築かれ、今なおこの地の田畑を潤し、生活用水を供給しています。毎年8月に開催される鶴市花傘鉾祭りでは、多くの花傘鉾が行列をなして進み、その距離は30〜40kmにも及びます。
この祭りは、お鶴と市太郎の霊を慰め、五穀豊穣を願うもので、青田の中を花傘鉾が巡行する風景が、この地の夏の風物詩となっています。
アクセス情報
所在地
〒871-0022
大分県中津市相原3218
アクセス
JR中津駅 大分交通バス日田行き 20分
鶴市神社前 徒歩
JR中津駅 車 10分
大分道日田IC 車 60分