福岡の博多区に鎮座する住吉神社。全国に数ある住吉神社の中でも、なんと日本最古と言われています。1800年以上の歴史を持つこの神社は、地元の人々から「すみよしさん」の愛称で親しまれ、日々多くの人が訪れています。「住吉本社」「日本第一住吉宮」と称されてきた由緒正しき神社で、地元の人々にとっては心の拠り所のような存在です。境内には子どもたちの元気な声が響き渡り、大人は静かな境内で心を落ち着けることができます。
この記事では、住吉神社の歴史や見どころ、アクセス情報などを詳しくご紹介します。福岡観光の際は、ぜひ足を運んでみてください。きっと、心身ともにリフレッシュできることでしょう。
歴史と見どころ
由緒ある歴史
住吉神社の歴史は古く、神功皇后が三韓征伐から凱旋した際に、住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)を祀ったのが始まりとされています。以来、海上安全、航海守護、和歌の神として信仰を集め、博多の総鎮守として崇敬されてきました。その歴史は古事記や日本書紀にも記されており、日本の歴史とともに歩んできた神社と言えるでしょう。
境内散策
境内には、本殿をはじめ、数多くの見どころがあります。
- 本殿: 重要文化財に指定されており、桃山時代の建築様式が特徴です。精緻な彫刻や鮮やかな色彩が目を引きます。
- 能楽殿: 毎年5月に行われる住吉神社能楽奉納では、幽玄の世界が広がります。博多の伝統芸能を肌で感じることができます。
- 古代力士像: 相撲の起源とされる神事「相撲会大祭」が行われる住吉神社ならではの像です。力強い姿は迫力満点です。
- 御神木: 樹齢約800年の楠は、生命力にあふれ、見る人にパワーを与えてくれます。その大きさに圧倒されることでしょう。
- 三日恵比須神社: 商売繁盛の神様として知られる恵比須様をお祀りしています。境内社のひとつですが、多くの人が参拝に訪れます。
- 摂社・末社: 境内には他にも多くの摂社・末社があり、それぞれ異なるご利益があるとされています。時間をかけて巡ってみるのもおすすめです。
季節の行事
住吉神社では、年間を通して様々な行事が行われています。特に有名なのは、以下の3つです。
- 節分祭: 毎年2月3日に行われ、多くの参拝者で賑わいます。豆まきや縁起物、屋台なども楽しめます。
- 相撲会大祭: 毎年10月13日に行われ、全国から力士が集まります。迫力ある取組を見ることができます。
- 歩射祭: 毎年11月3日に行われ、伝統的な弓術が披露されます。古式ゆかしい雰囲気を味わえます。
これらの他にも、初詣、夏祭り、七五三など、様々な行事が行われています。訪れる時期によって、異なる雰囲気を楽しむことができます。
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アクセス情報
住所 | 〒812-0018 福岡市博多区住吉3丁目1-51 |
電話 | 092-291-2670(代表) |
FAX | 092-291-2669 |
受付時間 | 9:00~17:00 |
アクセス | JR博多駅・地下鉄博多駅より徒歩約10分 西鉄バス「住吉」下車、徒歩約2分 |
マップ
まとめ
住吉神社は、福岡市民にとって心の拠り所であり、観光客にとっても魅力的なスポットです。1800年の歴史を感じながら、境内をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。荘厳な本殿、緑豊かな境内、そして様々な見どころが、きっと心に残るひとときを過ごさせてくれるはずです。
福岡を訪れる際は、ぜひ住吉神社へ足を運んでみてください。歴史と伝統に触れ、心身ともにリフレッシュできることでしょう。