寿永四年(1185年)3月24日、平氏は本州の西端、長門壇之浦の合戦で源氏に敗れ、その短い栄華の夢を終えました。
わずか8歳の安徳幼帝が祖母二位の尼に抱かれ『波の底にも都の候ふぞ』の言葉とともに、波間におかくれになりました。
「関の先帝 小倉の祇園 雨が降らなきゃ金が降る」
といわれるこの祭は、入水された安徳幼帝をとむらうため、
その命日に女臈に身を落した平家の官女達が参拝したことに始まったものです。
十二単衣にうちかけをつけた五人の大夫が
稚児官女らをひきつれ赤間神宮に参拝します。
道中での外八文字を踏むあでやかな姿は豪華絢欄そのものです。
合戦後、約800年がたちました今、平家哀話のロマンと華やかな
上臈道中をあわせ見る時、いっそう詩情を感じざるをえません。
先帝祭のアクセス情報
名称 | 先帝祭(せんていさい) |
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所在地 | 〒750 – 0003 山口県下関市阿弥陀寺町4-1 |
開催期間 | 2021年5月2日~4日 ※祭典は行われますが、状況により、参拝や入場が制限・不可、神職のみで行われるなど、変更となる場合があります。直前に判断される予定です。 |
開催場所 | 山口県下関市 赤間神宮 |
交通アクセス | JR山陽本線「下関駅」からバス約10分「赤間神宮前」すぐ |
主催 | 赤間神宮 |
問合せ先 | 赤間神宮 083-231-4138 |
ホームページ | http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu/ |