川棚温泉のすぐそばに、漂泊の俳人・**種田山頭火(たねださんとうか)**が絶賛したという美しい風景を眺められる場所があるのをご存知ですか?
その場所は「舟郡(ふなごおり)ダム」、別名「青龍湖(せいりゅうこ)」。
平成13年(2001年)に完成した農業用ダムですが、現在は誰もが水辺に親しめる美しい公園として整備されています。
温泉街の喧騒を離れ、静かな湖畔でリフレッシュ。
今回は、川棚の自然と歴史を感じられる癒やしのスポットをご紹介します。
🌾 13年の歳月をかけて完成した「命の水」
このダムが建設された背景には、切実な理由がありました。
江良川や吉野川周辺の農地(約231ha)は、長年干ばつの被害に悩まされていたのです。
そこで平成元年(1989年)から13年もの歳月をかけ、平成13年度についに完成。地域の農業を支える大切な水源となりました。
🏞️ 山頭火が愛した風景を「湖公園」で
ダムの完成に合わせて周辺も整備され、平成14年(2002年)4月には湖公園としてオープンしました。
ここから眺める景色は、かつてこの地を訪れた俳人・種田山頭火が絶賛したと言われています。
山々の緑を映す静かな湖面と、穏やかな空気。
ベンチに座ってぼんやりと景色を眺めれば、山頭火が感じた心の安らぎを追体験できるかもしれません。
ℹ️ 基本情報&アクセス
川棚温泉駅から車でわずか4分。温泉前後の散策にぴったりです。
| 項目 | 内容 |
| スポット名 | 舟郡ダム(青龍湖) |
| 所在地 | 下関市豊浦町川棚 |
| 特徴 | 農業用ダム、親水公園、山頭火ゆかりの風景 |
| お問い合わせ | 083-772-4001(下関市豊浦総合支所地域振興課) |
🚗 アクセス
- 【バス】
- JR「川棚温泉駅」からバスで約4分、「川棚温泉」下車、徒歩15分
- 【車】
- JR「川棚温泉駅」から約4分
- 下関I.Cから約33分、小月I.Cから約25分
💖 まとめ
地域の農業を支え、人々を癒やす「舟郡ダム(青龍湖)」。
川棚温泉で温まった後は、山頭火も愛した美しい風景の中で、心地よい風に吹かれてみませんか?