
今回は、フィルム価格が高騰する今だからこそ注目したい、コダックの良心とも言える一本。
『Kodak ColorPlus 200』(カラープラス200)を徹底レビューします!
「フィルム写真は好きだけど、毎回高いフィルムを買うのはお財布が…」
「写ルンですのような、ちょっと粗くて懐かしい感じの写真が撮りたい!」
そんなあなたにピッタリなのが、このColorPlus 200です。
「安いから画質が悪い?」いいえ、違います。このフィルムにしか出せない「魔法の黄色いトーン」があるんです。
日常を80年代のアルバムに変えてしまう、その愛すべき写りを九州の作例と共にご紹介します!
1. 基本スペック:コダックの中で一番「身近」な存在
まずは基本データから。このフィルムはコダックのラインナップの中で、最もベーシックな位置づけです。
| 項目 | 内容 |
| 名称 | Kodak ColorPlus 200 |
| 感度 (ISO) | 200 (晴天下でのスナップ向け) |
| タイプ | カラーネガティブフィルム |
| 現像 | C-41 (一般的なカラー現像) |
| フォーマット | 35mm (135) のみ |
| 位置づけ | コダックのエントリーモデル。日常使いのド定番。 |
💡 ここがポイント!
上位モデルの「Gold 200」やプロ用の「Portra」に比べると価格が抑えられており、「普段の散歩でバシャバシャ撮る」のに最適なフィルムです。
2. ここが凄い!ColorPlus 200の「3つの特徴」
① フィルターいらず!独特の「黄色い暖かさ」
ColorPlusの代名詞とも言えるのが、その発色です。
青空や白い壁を撮っても、ほんのりと「黄色〜赤み」が乗ります。これが、まるで夕暮れ時のような、あるいは古いアルバムを見返した時のような「懐かしさ(ノスタルジー)」を演出してくれるんです。
スマホのレトロフィルターをかけなくても、撮って出しでこの色が出るのは感動しますよ!
② 愛すべき「粗さ(Lo-Fi感)」
最近のデジタルカメラや、高級フィルム(Portraなど)は粒子が細かくて滑らかですが、ColorPlusは違います。
あえて、ザラザラしています。
でも、それが良いんです!この粗さが、写真に「記録」ではなく「記憶」のような手触りを与えてくれます。昭和レトロな街並みや、古着との相性は抜群です。
③ 晴れた日の「コッテリ感」
曇りの日は少し苦手ですが、太陽の光をたっぷり浴びると化けます!
コダック特有のコッテリとした濃厚な色が出て、アメリカ西海岸(あるいは、真夏の九州の海岸!)のような乾いた空気感を表現できます。
3. 徹底比較!ライバルたちとどう違う?
「Gold 200」や「富士フイルム」と何が違うの?という疑問にお答えします。
vs Kodak Gold 200 (兄貴分)
よく比較される上位モデルです。
- Kodak Gold 200:
- 粒子が細かく、解像度が高い。
- 金色の光や鮮やかな赤が得意で、キラキラした印象。
- **「ちょっと綺麗に残したい旅行」**ならGold。
- Kodak ColorPlus 200:
- 粒子が粗く、解像度はそこそこ。
- 彩度は少し落ち着いていて、全体的に黄色くレトロ。
- **「いつもの散歩や日常」**ならColorPlus。
vs Fujifilm 100 / C200 (国内メーカー)
- Fujifilm:
- マゼンタ(赤紫)やグリーンが乗りやすく、透明感がある。
- 肌色がピンク寄りで綺麗。日本の湿った空気感に合う。
- Kodak ColorPlus 200:
- イエローやオレンジが強く、コッテリしている。
- 海外の乾いた空気感や、ヴィンテージな雰囲気になる。
4. 作例で見るColorPlus 200の世界










5. 撮影のコツ:ColorPlusを「失敗せずに」撮るには?
ISO 200という感度は、実はちょっとコツがいります。
- とにかく「明るい場所」で撮る!
- このフィルムは暗い場所が苦手です。露出不足になると、影の部分が汚い緑色になりがちです。「晴れた日の屋外専用」と割り切って使うのが一番綺麗に撮れます。
- 室内では「フラッシュ」を使おう!
- 部屋の中で撮る時は、迷わずフラッシュを焚いてください。そうすると、「写ルンです」で撮ったような、チープで可愛い写真になりますよ!
6. よくある質問(Q&A)
Q1. 「写ルンです」と写りは似ていますか?
A. とても似ています!「写ルンです」の中に入っているフィルムもISO 400ですが感触は近いです。あのレトロな写りが好きなら、カメラを買ってColorPlusを入れるのが一番近い体験になります。
Q2. 夕方や夜も撮れますか?
A. 夕方は独特の黄色みが相まって、すごくエモい写真になります!夜は手持ちだと厳しいので、フラッシュを使うか、明るい繁華街で頑張る必要があります。基本は「お昼のフィルム」だと思ってください。
Q3. どこで買えますか?
A. 比較的在庫が安定しているので、カメラのキタムラやヨドバシカメラ、Amazonなどで購入可能です。コダックの中では一番手に入りやすいフィルムの一つです。
まとめ:高画質だけが正解じゃない。日常を「思い出」にするフィルム。
いかがでしたか?
Kodak ColorPlus 200は、決して「高性能なフィルム」ではありません。
粒子は粗いし、すぐに黄色くなるし、暗いところは苦手です。
でも、そんな**「完璧じゃないところ」**こそが、このフィルムの愛おしさ。
撮り終わって現像した写真を見ると、「あぁ、楽しかったな」と素直に思える温かさがあります。
気取らない日常のスナップに、ぜひこの黄色いパッケージのフィルムを連れて行ってあげてください。
さあ、次の晴れた休日はColorPlusを詰めて、公園へ散歩に出かけましょう!