
鹿児島県の夏を彩る風物詩「六月燈(ろくがつどう)」が、今年も7月に入ると県内各地の神社やお寺で開催されます。中でも、鹿児島市の中心部に位置する照國神社では、毎年7月15日と16日に盛大に執り行われます。大小様々な燈籠が境内を埋め尽くし、幻想的な光景が広がる「照國神社 六月燈」。歴史と伝統が息づくこの祭りで、鹿児島の夏の夜を体験してみませんか?
照國神社 六月燈の魅力
1. 幻想的な燈籠の輝き
照國神社の六月燈では、境内に数多くの燈籠が吊るされます。企業や個人から奉納された大小様々な燈籠には、地元の学校や施設の子供たちが描いた色とりどりの絵が飾られ、祭りに華を添えます。夕闇が迫り、燈籠に明かりが灯されると、境内は温かく幻想的な光に包まれ、昼間とは異なる厳かな雰囲気に変わります。この美しい光景は、訪れる人々の心を癒し、夏の思い出を鮮やかに彩ってくれるでしょう。
2. 島津斉彬公を称える厳粛な祭典
照國神社の六月燈は、単なるお祭りだけでなく、島津斉彬公の偉大な功績を称える重要な祭典でもあります。
- **7月15日(火)**には、六月燈の始まりを告げる「六月燈宵宮祭」が執り行われます。
- そして、斉彬公の御命日である**7月16日(水)**には、その御実績を称える「頌徳祭(しょうとくさい)」が厳粛に執り行われます。
歴史に名を刻んだ偉人を偲びながら、伝統的な祭りの雰囲気に触れることができます。
3. 歴史と文化の中心地・照國神社
照國神社は、幕末の名君として知られる島津斉彬公を祀る神社であり、鹿児島の歴史と文化の中心的存在です。普段から参拝者が多く訪れる場所ですが、六月燈の期間中は特に多くの人で賑わい、活気あふれるお祭りの雰囲気と、神社の厳かな空気が融合した特別な空間を体験できます。
イベント概要
項目 | 詳細 |
開催期間 | 2025年7月15日(火)~7月16日(水) |
開催時間 | 17:00~22:00 |
開催場所 | 鹿児島市 照國神社境内 |
主催 | 照國神社 |
お問い合わせ | 照國神社 099-222-1820 |
関連HP | https://terukunijinja.jp/ |
アクセス情報
JR「鹿児島中央駅」から鹿児島市電「天文館通駅」またはバス「天文館」で下車後、いずれも徒歩5分とアクセス抜群です。鹿児島の中心市街地に位置しているため、観光やショッピングのついでにも気軽に立ち寄ることができます。
まとめ
鹿児島県で夏の始まりを告げる「照國神社 六月燈」は、幻想的な燈籠の輝きと、島津斉彬公を称える厳粛な祭典が融合した、特別なイベントです。歴史と伝統が息づく空間で、子供たちの絵が彩る溫かい光に包まれながら、鹿児島の夏の夜を体験してみませんか?2025年7月15日と16日は、ぜひ照國神社を訪れて、心に残る夏の思い出を作ってください。