福岡市博多区の承天寺通りに堂々とそびえ立つ「博多千年門」。

2014年に完成したこの門は、博多の歴史的な寺社町エリアへの入り口となる、新たなランドマークです。

博多千年門の歴史

博多千年門は、江戸時代に存在した「辻堂口門」を参考に、現代に蘇らせたものです。

かつて、博多から大宰府政庁へ続く官道には、辻堂口門と呼ばれる門がありました。これは、博多の町への入り口を示す重要な役割を担っていました。

博多千年門は、この辻堂口門の意匠を継承しつつ、現代の技術を駆使して建てられました。名称は公募で決定され、「博多のこれまでの千年の重みと、これからの千年の繁栄」への願いが込められています。

博多千年門の見どころ

  • 重厚な木造建築: 高さ約8メートル、幅約10メートルの堂々たる門構え。木材には、樹齢約200年の檜が使用されています。
  • 千年樟の門扉: 太宰府天満宮から寄贈された、樹齢1000年を超える巨大な樟の木が、門扉に姿を変えて visitors を迎えます。
  • 博多織の意匠: 欄間には、博多織の献上柄が施され、博多の伝統工芸の美しさを堪能できます。

博多千年門の基本情報

項目内容
所在地福岡市博多区博多駅前1丁目29-9(承天寺通り)
完成2014年3月28日
アクセス* JR博多駅から徒歩約10分 * 福岡市地下鉄祇園駅から徒歩約5分

博多千年門周辺の観光スポット

  • 承天寺: うどん・そば発祥の地として知られる、鎌倉時代創建の禅寺。
  • 櫛田神社: 博多の総鎮守として、地元の人々に親しまれている神社。
  • 東長寺: 福岡大仏を安置する、真言宗の古刹。

まとめ

博多千年門は、歴史と現代が融合した、博多の新たなシンボルです。博多を訪れた際には、ぜひこの門をくぐり、古き良き博多の街並みを体感してください。

By kyushutv

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